小池百合子都知事の国政復帰は見送り 後藤謙次氏「蓮舫さんが出てきたら小池都政を否定される」

小池百合子都知事

ジャーナリストの後藤謙次氏が１日、「大下容子ワイド！スクランブル」（テレビ朝日系）に出演し、国政復帰が取りざたされる小池百合子都知事の今後を言及した。

小池氏は衆院東京１５区補選（１６日告示、２８日投開票）への出馬がウワサされたが、ファーストの会は作家の乙武洋匡氏の擁立を固めた。それでも小池氏の国政復帰の可能性が消えていないが、後藤氏は「国政転身はない」と否定的な見方を示した。

その根拠として、後藤氏は先月２５日に小池氏が二階俊博元幹事長、林幹雄元幹事長代理と会談したことを挙げ、「林さんが『総理大臣になる絶好のチャンスだから、この補選に出たらどうでしょうか？』と言ったら、（小池氏は）『私がここで辞めたら都政がグチャグチャになる。補選にはしかるべき人間を準備しています』との答えだった」と明かした。その後、乙武氏の擁立が判明した。

後藤氏は「二階さんとのパイプをつなぎながら国政に転じるという道はだんだん細くなってきている。都政を後々につながるようにしたいという準備ができるまでは私は出ないんじゃかと。今回ばかりは見送りじゃないかという気がします」と指摘した。

小池氏最大のネックとなるのは後継者で、後藤氏は「小池さんが自分が辞めた後、たとえば蓮舫さんが出てきたら、小池都政を否定されますよね。そこを私は一番気にしているんじゃないかと思う」と付け加えた。