元ゆらゆら帝国・亀川千代さん死去 54歳 坂本慎太郎「最高のベーシストでした 安らかに。」

ゆらゆら帝国のメジャーデビューアルバム「3×3×3」(1998年)

元ゆらゆら帝国の中心メンバーでベーシストの亀川千代さんが、亡くなったことが９日、分かった。。〝ゆら帝〟リーダーの坂本慎太郎、親交の深かったギタリストの田畑満が、それぞれのＸ（旧ツイッター）で訃報と遺族のメッセージを伝えた。

以下は坂本、田畑がＸ上に添えた遺族のメッセージ。「亀川千代は かねてより病気療養中のところ 去る四月七日に五十四歳にて永眠いたしました 葬儀は故人の生前の意向により近親者のみにて執り行いました 今まで応援してくださった皆様 お世話になった関係者の皆様 本当にありがとうございました 令和六年四月九日 家族一同」。

１９９０年代後半から２０００年代初頭にかけ、〝ゆら帝〟の骨太で独特のリズム感あるサウンドは耳の肥えたロックファンを熱狂させ、各地のロックフェスを沸かせた。代表曲は「発光体」「夜行性の生き物三匹」など。坂本は「初めて会った時は１９歳だった亀川くん 僕とバンドを組んでくれてありがとう 最高のベーシストでした 安らかに。」と追悼した。

また、２０１０年のゆらゆら帝国解散後、亀川さんと近年まで活動と共にした田畑は「悲しいお知らせです 亀川千代君が先日４月７日にお亡くなりになられました 亀ちゃん 一緒に音楽ができて本当に嬉しかった 今まで本当にありがとう また会おうね 御家族には静かに過ごしていただきたいので どうかご配慮をよろしくお願いいたします」とポストした。

亀川さんは９０年にゆらゆら帝国に加入し、９８年にアルバム「３×３×３」でメジャーデビュー。解散後もバンド「ガセネタ」や「不失者」などのベーシストとして活躍していた。