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大谷翔平をダマした水原一平の悪質手口 賭けで勝ったお金は「ミズハラの個人口座」へ

東スポWEB / 2024年4月12日 11時37分

「容疑者」となった水原一平

ドジャースの大谷翔平投手(29)の元通訳・水原一平容疑者(39)が違法なスポーツ賭博に関与した疑惑で、米司法省は11日、銀行詐欺容疑で同容疑者を訴追したと発表。大谷の口座から胴元側に1600万ドル(約24億5000万円)以上を不正に送金した疑い。大谷は送金を知らず、許可もしていないとして被害者に当たると指摘され、複数の米メディアは〝潔白〟であると結論付けて報じた。

米司法省によると、水原容疑者は送金のため、大谷を装って銀行に電話した疑いが浮上。12日(同13日)にもロサンゼルスの連邦地裁に出廷する見通しという。水原容疑者は2021年9月に違法スポーツ賭博を始め、数か月後に多額の損失を抱え始めた。送金したのは21年11月から24年1月までで、水原容疑者が関係する機器やIPアドレスが使われていた。

同省は米西時間の午前中にロサンゼルス市内で約20分に渡り会見。マーティン・エストラーダ検事は「ここで強調したいのはオオタニがこの件で被害者であるということ。オオタニが1600万ドルの送金を許可した証拠は何一つ見つかりませんでした」と繰り返した。

その上で、水原容疑者が通訳だけでなく「事実上のマネジャー」としての立場を利用し、18年に移住した際に開設した大谷の給与が振り込まれる銀行口座情報を代理人や会計士らには共有せず、その理由を「大谷自身が明かしたくないから」と伝え、さらには巨額の送金のため銀行に対し、何度も大谷を装ったことなどを明かした。

大谷は捜査官の質疑応答及び個人情報が入った携帯電話の提供など、捜査に全面協力。専門家らによる入念な審査の結果、2人のやり取りには賭博、賭け金、送金の許可に関するものは何一つなかったことが立証されたという。「たまに賭けに勝った時の金銭はオオタニではなく、ミズハラの個人的な銀行口座に振り込まれていた。ブックメーカーとのテキストのやり取りの中で、ミズハラがオオタニから盗んだことも認めている」

本件は、3月20日(同21日)の韓国での開幕戦で水原容疑者がドジャースのクラブハウスでギャンブル依存症であることを明かしてから、情報が二転三転し、大谷側は水原容疑者による大量窃盗だと告発。水原容疑者は解雇され、カリフォルニア中央地区連邦検察局、内国歳入庁刑事部門、国土安全保障省らによる協力捜査体制が敷かれていたが、捜査当局は告訴に当たり捜査内容で明らかになったやり取りなど、37ページに及ぶ刑事告訴状を提出している。

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