【F1】追突逆ギレのストロールまさかの開き直り「審査委員にはもう少し配慮してほしかった」
東スポWEB / 2024年4月22日 13時2分
F1アストンマーティンの〝ドラ息子〟ランス・ストロールが、21日に行われた中国グランプリ(GP)でダニエル・リカルド(RB)に追突した上で〝逆ギレ〟した後、さらに開き直ってペナルティーを科したスチュワード(審査委員)に〝忖度〟まで求める発言を行った。
ストロールはセーフティーカーが入って隊列が組まれていた27周目に、各車の間隔が詰まってコーナーを曲がる際、ブレーキが遅れて前にいたリカルドの真後ろに追突。リカルドのマシンは浮き上がって底部分に深刻なダメージを負うことになり、その後に無念のリタイアを強いられた。
素人が起こすような前方不注意の単純ミスだが、ストロールは事故の直後に無線で「このアホが急ブレーキをかけやがった」などと逆ギレ。その後10秒のペナルティーが科された裁定にも「信じられない、まるでジョークだな」と当たり散らした。
レース後には被害者にあたるリカルドがストロールの態度に激怒する中で、今度はまさかの開き直りを見せた。
F1公式サイトはストロールのコメントをこう伝えた。「僕の前の車が時速60キロからゼロになって停止した。本当に愚かな事故だった」と表現した上で、ペナルティーにこう不満をぶちまけた。
「リカルドにぶつかったという最終的な結果のせいでペナルティーを受けた。でも、みんなが普通だったわけではないので、私は彼の背後にただぶつかっただけだ」と主張。そして「本当に奇妙なコンサーティーナ(アコーディオンのような楽器)効果があったので、スチュワード(審査委員)にはもう少し配慮してほしかったと思う」と訴えたのだ。
ストロールを巡っては、父ローレンス氏が大富豪でアストンマーティンのオーナーとなり、その〝コネ〟でF1レーサーの座を手にしたと以前から揶揄され、今季は低迷が続いてさらに批判が高まっている。
自らの非を認めず暴言を連発していることで、さらに株を下げていることは間違いない。
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