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【阪神】飛ぶ、飛ばない〝ボール論争〟 12球団最多ホームランの虎ナインに聞いてみた

東スポWEB / 2024年4月23日 5時34分

虎の規格外砲・佐藤輝(左)とリーグトップタイの森下

例のウワサ、ホンマでっか? プロ野球開幕からもうすぐ1か月。各球団とも対戦カードが一回りし、それぞれのチームの輪郭もおぼろげながら見えてくる頃合いだ。新たなシーズンが始まる度に話題を呼ぶのが「今年のボールは飛ぶ」「今年のボールは飛ばない」といった議論。12球団の総本塁打数のペースが例年より減少している今季だが、実際にプレーしている選手たちはどう捉えているのか? 12球団最多となるホームラン数をマークしている阪神の選手たちに片っ端から聞いてみると――。

今季開幕から7カードを消化し、12球団の1試合当たりの平均本塁打数は「0・42」。これは2023年シーズンの「0・73」。22年の「0・76」と比較すると明らかに減少傾向。ちなみに21年の1試合当たりの平均本塁打数は「0・84」だけに、投高打低のトレンドが年々進んでいることは、この数字からもうかがえる。

このままでは今季終了後の総本塁打数が昨季と比較して半減…という結末もあり得そうだ。野球の華でもあるホームランが極端に減ってしまうと、競技そのものの魅力も損なわれてしまうだけに問題は深刻だろう。NPBは11年にWBCなどの国際試合への対応を目指しミズノ社製の「統一球」を導入。ボールが極端に飛ばない時代へ突入してしまい、多くの選手たちが対応に苦しんだ過去がある。

野球ファンの間でも、SNS上などで「今年は〝飛ばないボール〟を使っているのでは?」という議論が白熱。ならば現場で実際にプレーしている選手たちの肌感覚はどうなのだろうか。現時点で12球団トップの本塁打数を記録しているのは阪神。21試合で13本塁打を放っており、1試合当たりの本塁打数は平均を大きく上回る0・63となっている。

「今年のボールは飛ばない疑惑」について、現役の虎選手たちに話を聞いてみた。まずはここまでリーグトップタイの4本塁打をマークしている森下。「今のところ、そんなふうに感じることはありませんね。オープン戦では『あれ、伸びないな』ってことがありましたが、今思えば自分が差し込まれていただけだったので。それよりも投手のレベルが上がってるってことじゃないですか」

次は球界屈指の飛距離を誇る、虎の規格外砲・佐藤輝。「うーん。言われてみればスタンドに入ってほしかったなって当たりはありましたけどね。でも、それ以上にピッチャーのレベルアップかなと思いますよ。平均球速も上がっていますしね。カード頭で投げてくる人なんか、みんなすごいっすよ」

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