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【F1】アロンソの豪GP降着処分巡り審査委員ハーバート氏に殺害予告「脅迫は今も続いている」

東スポWEB / 2024年4月24日 13時16分

殺害予告を受けているジョニー・ハーバート氏㊥(ロイター)

3月末に行われたF1オーストラリア・グランプリ(GP=メルボルン)で審査委員を務めたジョニー・ハーバート氏(59)が、フェルナンド・アロンソ(42=アストンマーティン)に対する降着処分の裁定を巡って殺害予告を受けていることを明らかにした。

ハーバート氏は現役時代にF1とルマン24時間レースで優勝経験があるレジェンド。オーストラリアGPでは、ドライバー出身枠のレーススチュワード(競技審査委員)として裁定に携わった。

決勝ではアロンソが、57周目にジョージ・ラッセル(メルセデス)のクラッシュに際して「危険につながる可能性のあるドライビング」を行ったとして、20秒のタイムペナルティーを科され6位から8位に降着。これに伴い、8位の角田裕毅(RB)が7位に上がった。

この裁定に対してはアロンソが不満をあらわにするなど物議を醸したが、その一方で審査委員会の一員だったハーバート氏は深刻な事態に直面した。

英メディア「クラッシュ」は「ハーバートが、オーストラリアでのペナルティー判定の後、アロンソのファンから殺害の脅迫を受けたと語った」と報じた。

ハーバート氏は「私はメルボルンGPでスチュワードを務めたが、その影響はひどかった」と告白。「SNS経由で殺害の脅迫が殺到した。『おまえがどこに住んでいるのか知っている』『迎えに行くぞ』などと言っているんだ」と明かした。

さらに「私が世界チャンピオンになったことがないので、発言する資格がないという意見もあった」とハーバート氏。「脅迫は2週間続き、今もなお続いている」と悲痛な訴えを行った。

批判が誹謗中傷の域を超えて殺害予告にまで至ったとなれば重罪だ。ハーバート氏は対応に苦慮しているといい「多くのスポーツ選手や関係者が殺害の脅迫にさらされている。そして多くの人が苦しんでいる。そんなことをする人の心理が理解できない。彼らは真のF1ファンではないし、ファンがそんなことをしていると知ったら、フェルナンドはきっと困惑するだろう」とスポーツ界全体の問題として対応するよう強く呼びかけた。

審査委員に対する卑劣な行為は、裁定に影響を及ぼしかねない。F1界全体で対策が急務だ。

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