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タイガー・ジェット・シン氏が「旭日双光章」受章 IGFが「以心伝心ジェットシン」と祝福

東スポWEB / 2024年4月29日 12時12分

アントニオ猪木議員に〝陳情〟するため参議院議員会館を訪れたタイガー・ジェット・シン氏(右=1991年)

政府は2024年春の叙勲受章として、29日付で元プロレスラーのタイガー・ジェット・シン氏(本名ジャグジット・シン・ハンス=80)に、「旭日双光章」を贈ったと発表した。これを受け、シン氏最大のライバルだった〝燃える闘魂〟故アントニオ猪木さん(享年79)のマネジメント事務所「猪木元気工場(IGF)」が、お祝いメッセージを送った。

シン氏は1973年に新日本プロレスに初参戦してから、ターバンとサーベルを片手に悪党レスラーとして活躍。猪木さんとは大抗争を繰り広げ、同年11月の新宿伊勢丹前襲撃事件、74年6月の腕折りマッチ、79年8月の「プロレス夢のオールスター戦」ではアブドーラ・ザ・ブッチャーとタッグを組み、ジャイアント馬場、猪木の「BI砲」とドリームマッチなど、日本マット界に数々の伝説を築き上げた。

22年10月に死去した猪木さんは「旭日中綬章(ちゅうじゅしょう)」を受章している。IGFによると、現在カナダ在住のシン氏に「おめでとうございます。シンさんとともにいただけて良かったですね」などと祝福メッセージを送ったという。さらには、オヤジギャグが大好きだった猪木さんが生前口にした「以心伝心ジェットシン」も、メッセージに添えたとか。

IGFは公式X(旧ツイッター)でも「アントニオ猪木のライバルで、多くの激闘、名勝負を繰り広げた、タイガー・ジェット・シン氏の受章 誠におめでとうございます。猪木も『以心伝心ジェットシン』と受章を喜んでいると思います」とポストしている。

シン氏は引退後も旧IGFの東日本大震災チャリティーイベント(11年8月)に参加するなど、猪木さんと交流があった。昨年3月の「アントニオ猪木お別れの会」には、猪木さん追悼のビデオメッセージを寄せていた。

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