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【Mリーグのリアル何切る?】どちらのカンチャン?伊達朱里紗の読み

東スポWEB / 2024年5月8日 14時9分

4月25日第2試合 南1局2本場 西家・伊達朱里紗の4巡目(3万2200点・1着目、ドラ=西)

写真の場面であなたならどうする? 何を切る? 下にある【答え】を読む前にまずは考えてみよう。

加点したい南1局の4巡目。2つになったカンチャンのどちらを選ぶか、迷いどころだ。

【答え=1索】目に見えているものよりも、見えていないものを探る。この精度が高まるほどに雀士の未来が明るくなる。伊達朱里紗(格)が迎えた序盤の選択。カン8筒か、カン2索か。トップ目からさらにリードを広げるチャンスは逃せないが、あえて目に見えて1枚切られているカン8筒待ちを優先した。

自分の手牌や捨て牌以外のほとんどが見られない「不完全情報ゲーム」の麻雀。少しでも見えている確定情報は頼りにしたいところ。しかし伊達はそこを頼りに、見えていない情報をくっきりイメージした。「カン8筒受けを払う9筒切りが牌効率では一番受け入れが多いですが、7・9筒を残しておくと、6筒を引いた時に2・5・8筒の三面張という良い形になります」と、さらなる発展に期待した。

とはいえ、ダイレクトに2索を引くケースも否定しにくいが、後日に同じプロ団体に所属する勝又健志(風)と振り返った機会に、正解だったと確認できた。「対面の松本選手が4巡目という早い段階で6索を切っているため、3索が軸となっているターツを持っている可能性がある。見た目以上に2索は山にいないこともある」。この読みがズバリ。2・3索、3・4索を持たれているイメージをしたところ、松本吉弘(A)の手には2・2・3索と、欲しいカン2索が2枚もあった。さらには下家・小林剛(P)の手にも1枚あり、4巡目にしてカン2索は1枚しかなかったことになる。

「残り何枚」という直接的な情報よりも、間接的な情報を信じた選択。プロの思考が詰まっていた。

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