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【Mリーグ】セミ20戦10勝!風林火山の〝策士〟勝又選手の切り順

東スポWEB / 2024年5月8日 14時9分

(C)ABEMA

【岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】4月29日第1試合 東2局0本場=多井隆晴(A)、勝又健志(風)、渋川難波(サ)、伊達朱里紗(格)

KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。Mリーグ2023―24シーズンも、いよいよファイナルを迎えました。サクラナイツもセミファイナルを3位で通過し、駒を進めることができました。ファイナル開始前の時点で、1位まで約230ポイントほど離れていますが、全然ひっくり返せる差だと考えています。16戦中7勝できれば他の着順次第で優勝できて、8勝するとかなり優勝が固いイメージです。まずはファイナル7勝を目指してチーム一丸となって戦っていきます。

セミファイナルで本当に強かったのは、風林火山です。20戦でトップ10回にラス1回、520・5ポイントもプラスしました。この日も勝又選手が盤石の麻雀で逆転トップとなり、個人9連続連対を達成しました。

親番で配牌一向聴の勝又選手はリーチを目指して目一杯に手を広げていましたが、4巡目に渋川選手から出た2筒をポンして、筒子のホンイツに向かいます。ポンした後、手の内にある筒子、字牌以外の不要牌は7索9索9索。当然危険なのは9索よりも7索で、だから多くの人が先に7索を切るところ、勝又選手が選んだのは9索でした。さらに続けてもう一枚の9索を切ってトイツ落としを見せ、次巡に西と3筒のシャンポンでテンパイして7索を切りました。

なぜ危険な7索より9索を先にしたかと言うと、少しでもタンヤオに見せようという意図があったからです。7索9索9索と落とせばホンイツがかなり濃厚ですが、9索9索7索の順番ならタンヤオにも見え、ホンイツだという確証は得られません。少なくとも9索よりも7索の方が必要だったと思わせる効果があります。こうすることで当たり牌の西は出やすくなります。

すぐに258筒待ちに手変わりして、多井選手から切られた8筒をロン。ホンイツドラ赤の1万2000点のアガリとなりました。もしも勝又選手が7索9索9索の順番で切っていたら、多井選手も止まっていたかもしれません。さすが軍師や策士と呼ばれるだけの、相手の目をくらませる選択でした。

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