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記録的暑さで死者も。50代からの熱中症チェックリスト

LIMO / 2019年5月30日 18時15分

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記録的暑さで死者も。50代からの熱中症チェックリスト

5月でも30℃を超える日が多くなってきました。まだ暑さに慣れていない初夏は、熱中症になりやすいと言われています。とくに50代からは汗腺の数が少なく、体温調節の機能が落ちてきているので要注意です。以下では、熱中症予防に役立つチェックリストをご紹介します。参考にしてみて下さいね。

北海道で記録的な暑さ、死者も

総務省消防庁によると、5月20日~26日に熱中症で救急搬送された人は全国で約2053人(速報値)と発表されました。前の週(5月13日~5月19日)は約516人ですから、約4倍に増加してしまいました。また2018年の同期間では574人(確定値)となっており、約3.5倍となっています。全国的に例年より厳しい暑さとなり、北海道では39℃を超えた地域もありました。

約2053人中死者は4人、重症は28人、中等症は504人、軽症は1476人となっています。また年齢による構成比ですが、満65歳以上の高齢者がもっとも多く898人と、全体の43.7%を占めています。

発生場所ですが、住居がもっとも多く26.6%です。自宅にこもりがちな高齢者が熱中症になりやすいといえるでしょう。

以下では、誰でもできる熱中症の予防法をご紹介しています。ぜひ活用してみてください。

老人ホームの現場から「熱中症チェックリスト」

介護付き有料老人ホームを展開する㈱チャーム・ケア・コーポレーション(http://www.charmcc.jp/)が発表した「シニアが夏に気をつけるべきチェックリストを介護のプロが解説!」によると、以下の5つのポイントがあるようです。

①1日の水分摂取量を把握する

1日の摂取量の目安は1ℓとのことです。年齢を重ねることで水分を吸収しにくい体質になってしまうので、積極的に水分を取るようにしましょう。

摂取量を増やすために、塩気のあるものをあえて食べてみましょう。塩分は水分補給を促します。アイスクリームやゼリーなどで補うのも良いでしょう。

②エアコンの設定温度はこまめに確認

適正温度は26~28℃です。室内にこもりがちの方は、こまめに設定温度を確認しましょう。高齢の方は体温調節も難しくなります。外気温を確認して、温度の調節を行ってください。

③活気があるか、痩せていないかを確認

熱中症や脱水状態になってしまうと、ボーっとしてしまったり、食事の量が減少してしまいます。水分補給をこまめに行いすぎて、食事量が減少することもあります。

そのため、体重を定期的に量ると良いでしょう。時には下痢や嘔吐で体重が減少していることもあります。その場合は早めに病院へ行きましょう。

④皮膚の状態を確認

食事や水分量が少ないと、皮膚が乾燥します。口の中が乾いていないか、手の甲をつまんで皮膚の戻り具合を確認してみましょう。脱水だと、戻りが遅くなります。

また顔色の確認もしましょう。顔色の変化や状態も、身体の状態を知るバロメーターです。

⑤食べ物・飲み物の賞味期限は大丈夫か

いきなり気温が上がると、食品の管理にも注意が必要です。今まで冷蔵庫外で保管していた飲み物や食べ物も、なるべく冷蔵庫で保管するようにしましょう。鍋に入っている料理にも、気を付けたいところです。

また賞味期限にも注意が必要です。「少しぐらい過ぎていても大丈夫」は、シニア世代には危険です。賞味期限内の食品を食べるようにしてください。

さいごに

50代だとまだまだ働き盛りの年代です。70代でも元気に働いている方も多くなってきました。「まだまだ元気だから大丈夫」ではなく、自分の身体の状態を常に確認するようにしてみてください。とくに、初夏はまだ身体が暑さに慣れていません。よく水分を補給し、食事量にも気を配ってみてください。

【参考】

「熱中症情報」総務省消防庁

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