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学力格差=親の経済力ではない!?「愛情」を持って子どもと向き合うことの大切さ

LIMO / 2019年10月1日 20時45分

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学力格差=親の経済力ではない!?「愛情」を持って子どもと向き合うことの大切さ

「うちがもっと裕福だったら、もっと塾や習いごとに通わせられるのに…」と感じたことはありませんか?たしかに塾や習いごとで得られるものも多くありますが、それだけが学力を左右するわけではありません。

ちょっとした工夫をすれば、子どもの学力を伸ばすことができます。「学力格差は経済力の差だ」と思っていた方は、学力アップに繋がるかかわり方をしっかりと抑えておきましょう。

親の「愛情」も大切

塾に通わせて受験を乗り切るには、授業料以外にもさまざまな費用が発生します。各講習代・模試代だけでなく、学校見学の説明会の交通費や受験料など、想像より多くの出費に悩まされるケースも珍しくありません。

しかし、受験にお金をかけている家庭ほど学力が高い、とは言い切れません。なかには、塾に通っているのに学力が伸びない子もいるのです。それは、塾へ行っても勉強のやる気がわいため。

勉強のモチベーションを保つうえで大切なのは、「親からの愛情」です。愛情といっても、ただ甘やかすようなものではなく、子どもがスムーズに勉強できる環境を整えるという形で表現することがポイントです。

・塾の送迎などが、きつい時があっても、子どもに文句は言わない。
・テストや進路の悩みなど、よき相談相手になる
・受験勉強中、好きな夜食やご飯を用意して本人の気分を上げる

子どもの勉強意欲を引き出すためには、「いくらお金をかけるか」より、まずは「愛情をもって接すること」を意識したほうがよいのかもしれません。

受験において焦りは禁物

かつては「受験といえば高校受験」「中学受験が盛んなのは都市部だけ」というイメージでしたが、最近は受験事情が変化しています。公立の中高一貫校が全国に登場したことにより、塾に通って受験勉強に取り組む子が増加してきたのです。

公立中高一貫校の合否が決まるのは、国算理社の中から幅広く出題される「適性検査」。高学年になってからでは対策が間に合わないため、「低学年のうちから塾に通わせねば」と焦る保護者も多くなりました。

しかし、必死に努力したのに良い結果が出せなかった場合、大きなショックを受ける子も存在します。「早いうちから塾に入れよう」「周りと同じようにうちも受験しよう」と考えるのではなく、自分の子の意志や性格を考慮した判断が大切です。「うちの子にはまだ早い」と感じたら、高校受験まで待つ選択肢も視野に入れておきましょう。

勉強意欲を低下させる親のNG言動

子どもの成績や勉強に対する姿勢を見ていると、つい口出ししてしまうこともあるでしょう。しかし、親の言動によって子どものやる気が失われる可能性もあります。そこで、ついやってしまいがちな親のNG言動を知っておきましょう。

過去の話を掘り返す

以前も同じような指摘をしたからといって、「この前も同じことをしたでしょ」と掘り返してはいませんか?そのような伝え方だと、「何をしても怒られる」「親の言うとおりにしておいた方がよさそうだ」と思わせてしまいます。勉強に対する自主性も損なわれてしまうでしょう。

長時間説教をする

言いたいことを全て伝えようと、長時間に渡って説教をするのも避けておきましょう。集中力が切れた子どもは、途中から話が終わるのを待っている状態になっています。伝えたいことはコンパクトにまとめ、数分で片付けることが大切です。

他の子と比べる

兄弟や親戚と比較するような発言も、子どもの自尊心を傷つけてしまいます。「〇〇ちゃんは満点だったのに」といった発言は避け、本人の能力を尊重しましょう。

まとめ

子どもの学力を上げたいと必死になるほど、「もっとお金をかけなければ」「早い時期から塾に通っておかないと」と焦ってしまいがち。そのような状態では、子どもの本音に耳を傾ける余裕がなくなってしまいます。

学力格差を埋めるのは、これまでにかけた金額とは限りません。自分に自信をもたせるためにも、日ごろから「愛情」を持って、しっかりと子どもに向き合うということも大切なのかもしれません。

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