お金が貯まらない人は「優柔不断」?月10万円以上「貯めている人」と「貯まらない人」の違い
LIMO / 2019年11月11日 19時15分
お金が貯まらない人は「優柔不断」?月10万円以上「貯めている人」と「貯まらない人」の違い
給料が大きく上がることはあまり期待できないのに、消費増税は始まり子どもの教育資金は年々増加。「老後2000万円問題」もあったり…と何かと将来への不安は募ります。そのため毎月コツコツと貯金は増やしていきたいものですよね。
貯金割合を増やし、さらにそれを継続していくことは難しいのでは…と思ってしまいますよね。今回は貯金を増やし継続するコツと、「やってはいけないこと」をまとめました。参考にしてみてくださいね。
世間の1カ月当たりの貯金額は?
まずは「総務省統計局 家計調査報告(家計収支編) 平成30年(2018年)平均結果の概要(https://www.stat.go.jp/data/kakei/2018np/gaikyo/index.html)」から、10年前から現在までの「2人以上世帯のうち勤労者世帯における1カ月あたりの黒字額」をチェックしていきます。
2009年:10万8900円
2010年:11万1700円
2011年:11万1700円
2012年:11万1100円
2013年:10万7000円
2014年:10万4800円
2015年:11万1900円
2016年:11万9100円
2017年:12万1400円
2018年:13万9800円
ご覧のように、黒字は5年前頃から増加傾向にあります。そして、この黒字は預貯金に充てられることが多いようです。そこで、預貯金純増の推移もあわせてみてみましょう。
2009年:4万5900円
2010年:5万4400円
2011年:5万4800円
2012年:5万6500円
2013年:5万3700円
2014年:5万7500円
2015年:6万4700円
2016年:7万1200円
2017年:7万6400円
2018年:10万2600円
なお、2018年の結果には調査で使用する家計簿の改正の影響が反映されています。こうみると、黒字の増加に伴い預貯金に充てる金額も増えている様子がうかがえますね。
毎月10万円貯めるとどこまでカバーできる?そのコツは
2018年では、毎月10万円以上貯めている世帯が多いという結果に。毎月10万円貯金できていれば、30年で3600万円貯まります。子どもの人数や進学先、老後のライフプランなどによっても必要資金は異なりますが、直近で話題になった「老後2000万円問題」はクリアできそうです。これに加えてボーナスを貯金したり、資産形成・資産運用をすることで不足部分もカバーできる可能性は高まります。
まずは、毎月10万円は確実に貯めていきたいですね。実際に月10万円ペースで貯金するには、どのような工夫が必要なのでしょうか。具体的な方法を学んでおきましょう。
固定費を定期的にチェックする
固定費が抑えられると、節約できた分をそのまま貯金に充てることができます。格安スマートフォン(スマホ)に乗り換える、ガス会社や電力会社を変更する、契約プランを見直すといった方法で固定費が下がるケースもありますよ。
節税に取り組む
「税金はどうにもならない」と思い込んではいませんか?ふるさと納税など、節税に繋がる手段はいくつも存在しています。日ごろから、しっかりと情報を集めておきましょう。
家計簿をつける
家計簿を見直していると、無駄遣いの傾向をつかめることもあります。普段からレシートを受け取る癖をつけておき、食費や固定費などの項目ごとに分けて控えておきましょう。手書きでの管理が面倒な方は、スマホのアプリを利用するのもいいですね。
貯金のためにやめておきたいこと
続いては、貯金のために「しないでおくべき行動」を挙げていきます。改善方法もあわせてチェックしておきましょう。
お金を使う判断基準がない、優柔不断
「いくらまでなら出せる」「こういう状況の時はお金を使わない」といった基準がないと、その場の流れに流されやすくなってしまいます。その結果、「誘われたから仕方なく飲み会に行った」「勢いで奮発した」なんてことになってしまう可能性も。出せる金額の上限や上手な断り方を事前に考えておくと良いでしょう。
投資のことを調べない
お金を貯めるだけではなく、増やす取り組みも視野に入れておきましょう。NISAやつみたてNISA、iDeCoを利用して運用するのもおすすめです。節税効果もあるので、まずは制度に対する理解を深めておきましょう。
収入を増やす工夫をしない
現在の貯金額が毎月0円となると、いきなり10万円貯めるのは難しいです。こういう場合は収入を増やす工夫が必要でしょう。
今後のキャリア形成を考えながら、転職を視野に入れてみるのも1つの方法です。副業をする人も増加傾向にありますが、毎月10万円を副業で稼ぐのもまた難しいものです。まずは本業の稼ぎについて考えてみることをおすすめします。
まとめ
今回の結果をみて、「私も毎月10万円貯めるぞ!」と決心した方もいるかもしれませんね。とはいえ、いきなりハイペースな貯金に取り組んで、途中で諦めてしまっては意味がありません。
まずは家計簿を見直し、「ここを節約すればいくら貯金に充てられる」「週末の外食費が高すぎる」といった分析をしてみましょう。固定費や税金など、見落としがちな項目にも目を通しておくのがポイントですよ。
【参考】
「総務省統計局 家計調査報告(家計収支編) 平成30年(2018年)平均結果の概要(https://www.stat.go.jp/data/kakei/2018np/gaikyo/index.html)」(総務省統計局)
iDeCo公式サイト(https://www.ideco-koushiki.jp/guide/)(国民年金基金連合会)
「NISAとは?(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html)」(金融庁)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「毎月100円でもいいから、新NISAは始めたほうがいい」社会人1年生に知ってほしい"お金の貯め方・増やし方"
プレジデントオンライン / 2024年4月25日 16時15分
-
現在、独身で年収500万円あります。老後は年金だけで生活できるでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年4月8日 23時0分
-
貯金500万円は多い?少ない?年代別・年収別・世帯別の平均をチェック!
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2024年4月5日 10時0分
-
独身40歳です。貯金が1000万円あるのですが、老後資金としては十分ですか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年3月30日 1時40分
-
貯金が全然できません
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2024年3月28日 10時0分
ランキング
-
1米ファンドに日本KFC売却=三菱商事、来月にも
時事通信 / 2024年4月26日 20時17分
-
2円安、物価上昇通じて賃金に波及するリスクに警戒感=植田日銀総裁
ロイター / 2024年4月26日 18時5分
-
3突然現場に現れて「良案」を言い出す上司の弊害 「気になったら即座に直したい」欲求への抗い方
東洋経済オンライン / 2024年4月26日 9時0分
-
4「加賀屋」50歳の元若女将が選んだ"第2の人生" 震災からの復興への道、仕事術について聞く
東洋経済オンライン / 2024年4月26日 13時0分
-
5なぜ歯磨き粉はミント味? ヒット商品の誕生には「無駄」が必要なワケ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月26日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください