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義姉を敵に回してしまった!?「お付き合いのお金」失敗しないための心得と対処法

LIMO / 2020年2月29日 19時15分

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義姉を敵に回してしまった!?「お付き合いのお金」失敗しないための心得と対処法

「いくら包めばいいの?」「お返しは要らないって言われたけれど…」
冠婚葬祭や日頃のおつきあいで、お金の相場がわからず困った経験はありませんか?

「お祝い」「飲み会代」「手土産」などは、おつきあいを潤滑にする上で大切なものです。また、子どもたちへの「お年玉」も、親しい家族同士にとっては大きなイベントではないでしょうか。
そして何より怖いのが、このような場面で一度失敗すると、「ケチの烙印」を押されてしまう可能性があるということ

そこで今回は、お年玉やお盆玉に関するデータもまじえて「おつきあいのお金」について考えてみましょう。

「節約のはずが大恥に!」ミスジャッジが招いた、トホホな失敗談

おつきあいでお金を出す際、多少出費を抑えたい気持ちが湧くことがあると思います。ただし、判断を間違うと取り返しのつかない失敗につながることも。

それでは、次に「考えが浅かった」「出費を抑えるべきではなかった」という4人の女性の後悔エピソードをご紹介します。

「ドケチ認定」された4人の失敗談

Aさん 「よく居酒屋で女子会をします。ちょうど金欠の時期に、『私はデザートを我慢しようっと』『飲み放題は高いからやめとこうよ』などと言ってしまったことがあります。それ以降、そのグループの飲み会に全く誘われなくなりました。さりげなく理由を聞くと、『あなたがいると金額を気にしないといけないから』とのこと。どうやら、友人たちにケチな人だと思われてしまったようです」

Bさん 「友人の自宅に数名でお邪魔したとき、『気を遣わなくていいからね』という言葉を鵜呑みにして手ぶらで行ったことがあります。ところが、私以外の人はしっかり洋菓子や紅茶などを持参していました。そして、私がお手洗いに行っている間に友人たちが『〇〇ちゃん、手ぶらだったね』『ちょっとびっくりしちゃった』とボヤいているのを聞いてしまい、恥ずかしいやら情けないやら。ほんの少しの出費を削ったことで、常識がない人だと思われてしまいました」

Cさん 「結婚式の費用を節約したくて、お車代の金額を少しだけ抑えました。すると、あとになって一部の参列者が『お車代があれだけとは思わなかった』『相場を知らないのかしら』と不満をもらしていたようで、話が広まったようです。節約できた金額より、失ったもののほうが大きかったのかもしれません。」

Dさん 「子どもが3人います。夫の姉のところは一人っ子です。義姉が姑に『お年玉を3人に5,000円ずつ渡しているのに、うちの子には5,000円しかもらえないから毎年大赤字』とグチっているのを聞いてしまい、血の気が引きました。我が家がもらう金額のほうが多いことは分かっていたのだから、事前に金額を相談したり、こちらが少し多めに包んだりすればよかったのかもしれません。次の帰省が憂鬱です」

楽しくおめでたいイベントが苦い記憶になってしまったとは残念です。もともと親しい間柄だったからこそ、「ちょっとくらい節約してもいいかな?」と思っての言動が、予想以上にその後の人間関係に響いてしまったのかもしれません。

お金のことで迷った時は

お金を大切にしているからこその行動であっても、時と場合によっては人から「ここでケチるなんて」と思われてしまいます。そこで、節約に取り組みながら適切な支出を心掛けている人に、交際費についての考え方を聞いてみました。

Eさん 「ご祝儀や出産祝いのプレゼントなど、お祝いごとに関する出費は絶対に抑えません。一生の思い出に残る場面ですから、マイナスイメージを持たれると、いつまでも消えないものです」

Fさん 「節約は、自分に関する範囲だけに絞っています。たとえば、飲み会代は『交際費』として割り切り、仕事帰りにコンビニに立ち寄って缶ビールを買うのは『無駄遣い』という感じです。家計の判断基準を持つと、人づきあいの支出もコントロールできますよ」

Hさん 「冠婚葬祭に包む金額には地域差があると聞いていたので、義家族がらみの結婚祝いやお香典などは、いくら包めばいいのか事前に義父母に相談することにしています」

一度でも「金欠?」「ケチだなあ」という印象を与えてしまうと、そのイメージを覆すのは容易ではありません。おつきあいにかかわる場面では「相手側がどう思うか」を意識していきましょう。

帰省時期の悩み「お年玉」と「お盆玉」って、いくら?

先述のDさんのように、帰省の際に親戚の子供たちと顔を合わせるという方も多いでしょう。お正月の時期は、親戚の子供たちから大人気になる人もいるのではないでしょうか。でも、子供たちの人数が多いと、お年玉にも悩んでしまいます。世の中の「お年玉相場」を見てみましょう。

住信SBIネット銀行㈱が実施した「お年玉に関する意識調査 2020(https://www.sbigroup.co.jp/news/pr/pdf/2019/1220_a.pdf)」の結果によると、お年玉の金額は以下の通りとなっています。

・高校生以上  5,000円~1万円以下
・中学生 3,001円~5,000円以下、あるいは5,000円~1万円以下
・小学校高学年 3,001円~5,000円以下
・小学校低学年 1,001円~3,000円以下
・小学生未満 1,000円以下

お年玉をあげる予定のある人は67.8%(前年67.3%)で、子供の人数は平均3.9人(前回3.8人)、大人側の平均支出額は、2万6,642円(前年度は2万6,166円)となっています。

「たまの帰省だから、仕方ない」と考えつつも、実は、「5人以上」の子供にあげる人の割合が最も多く(31.9%)なっているのです。しかも、最近は夏休みの「お盆玉」も広まってきています。

「お盆玉」も?お年玉と並ぶ新常識になるかも

ソニー損保保険㈱が実施した「お盆の帰省に関する調査(2019年)(https://from.sonysonpo.co.jp/topics/pr/2019/07/20190729_01.html)」によると、「お盆玉を用意する」と回答したのは約3割(32.3%)で、金額は以下のようになっています。

【お盆玉の相場】子ども1人あたりの金額
・2万円以上:16.7%
・1万円~2万円未満:19.8%
・5,000円~1万円未満:26.0%
・3,000円~5,000円未満:13.6%
・3,000円未満:23.8%

お年玉に加えてお盆玉も、となると金額的にも迷ってしまいますよね。「お盆玉をあげる予定」は32.3%でまだ少ない気がしますが、予定していなくても子どもたちにせがまれることもあるでしょう。お盆玉とお年玉が並ぶ日も近いのかもしれません。

お年玉・お盆玉で迷ったときは?

身内の中で、お年玉に加えてお盆玉も、という流れになっているならば、学年別の金額ルールを親族間で共有するのもよいのではないでしょうか。例えば、夏のお盆玉は、小学校低学年までは一律1,000円、高学年は一律3,000円、中学生~高校生は5,000円。冬のお年玉も学年別ルールを決めます。夏冬トータルで支出額を決めておくと準備もしやすくなりそうです。

大きくなった親戚の子には、20歳のお正月に『成人祝い』として多めに包み、それで最後というルールもアリでしょう。Dさんのように、家族間で子どもの数が異なる場合なども同様です。子供たちにガッカリされないように、大人同士で支出額を検討しておきましょう。

さいごに

いかがでしたか。おつきあいのお金って、本当に判断が難しいものですよね。
少なすぎてケチだと思われるのは避けたいけれど、多すぎて相手を恐縮させてしまうのも考えものです。また、現金以外にも、ちょっとした手土産やプレゼントを渡す機会があると思いますが、アイテムの選び方や渡し方などが、あなたの印象を大きく左右させてしまうこともあります。

「いくら包むか」や「何を渡すか」は、相手との親しさはもとより、同じ相手でも渡すシチュエーションによって異なる、ということなのではないでしょうか。

TPOに応じて、「相手がどう感じるか」を意識しながら、交際費に関するセンスを磨いていきたいですね。

【参照】
「お年玉に関する意識調査 2020(https://www.sbigroup.co.jp/news/pr/pdf/2019/1220_a.pdf)」住信SBIネット銀行
「お盆の帰省に関する調査(2019年)(https://from.sonysonpo.co.jp/topics/pr/2019/07/20190729_01.html)」ソニー損保保険

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