回転ずしのスシローGHD、全店売上高は2カ月連続プラス成長に(2020年7月)
LIMO / 2020年8月10日 12時0分
回転ずしのスシローGHD、全店売上高は2カ月連続プラス成長に(2020年7月)
注目小売店月次実績シリーズ
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は回転寿司チェーン店「スシロー」を運営するスシローグローバルHD(3563)の、2020年7月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績
2020年8月4日に更新された、スシローグローバルHDの2020年7月既存店売上高は、対前年同月比96.5%。客数88.5%、客単価109.0%と、客単価のプラスで客数のマイナスをカバーできず、マイナス成長となりました。
一方で全店売上高は101.8%とプラス成長になり、既存店と全店で明暗を分けることになりました。
今期の既存店売上高の振り返り
では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は9月決算)。
既存店売上高は、本年2月までプラス成長が続きました。しかし新型コロナウイルス問題が本格化した3月以降、対前年同月比で3月86.3%、4月55.6%、5月81.4%、6月97.9%、7月96.5%とマイナス成長が5カ月継続。ただし6月及び7月は90%台まで回復しており、プラス成長まであと一歩に迫りました。
全店売上高も既存店同様に3月からマイナス成長が続きましたが、6月103.1%、7月101.8%となり2カ月連続のプラス成長を果たしました。
過去1年の株価動向
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社の株価は2019年6月の1,498円を底に上昇し、2020年1月には高値2,578円に到達しました。その後は反落し、2月後半からの株式市場全体の下落により、3月17日には1,298円まで下落しています。
しかし反転し、7月には年初来高値2,630円に到達。現在は若干下落した2,200-2,300円付近で取引されています(なお、2020年3月31日に1株→4株の株式分割を実施)。
緊急事態宣言の全面解除後の6月、7月は、全店ベースでは対前年同月比でプラス成長が続きました。既存店もプラス成長まであと一歩の状態であり、8月は既存店・全店が揃ってプラス成長になるか注目されます。
参考資料:スシロー全店および既存店前年同月対比実績(2020年9月期)(http://www.sushiroglobalholdings.com/financial/highlight/monthly/)
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