NTTドコモ爆騰! KDDIとSBは年初来安値更新…日経平均株価は3日続伸
LIMO / 2020年9月30日 7時0分
NTTドコモ爆騰! KDDIとSBは年初来安値更新…日経平均株価は3日続伸
【東京株式市場】 2020年9月29日
株式市場の振り返り-日経平均株価は配当落ち分を吸収して3日続伸、TOPIXは3日ぶり反落
2020年9月29日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
日経平均株価 23,539円(+27円、+0.1%) 3日続伸
TOPIX 1,658.1(▲3.8、▲0.2%) 3日ぶり反落
東証マザーズ株価指数 1,227.2(+40.1、+3.4%) 大幅反発
東証1部上場銘柄の概況
値上がり銘柄数:949、値下がり銘柄数:1,144、変わらず:70
値上がり業種数:11、値下がり業種数:22
年初来高値更新銘柄数:174、年初来安値更新銘柄数:2
東証1部の出来高は11億4,065万株、売買代金は2兆3,585億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。米国株式相場の大幅続伸を好感した買いが優勢となり、日経平均株価は配当落ち分(約▲142円)を吸収する堅調ぶりとなりました。しかしながら、売買代金は2兆5,000億円にも届かず、やや盛り上がりに欠けたと言えそうです。
そのような中、日経平均株価は3日続伸となりました。ただ、一時は23,600円台を回復する上昇となったものの、直後に大きく値を下げる等やや荒い値動きだったようです。取引時間中の高値は23,622円(+111円)、安値は23,347円(▲164円)となり、値幅(高値と安値の差)は約275円となりました。
なお、TOPIXも同じような値動きでしたが、最後はプラス圏を維持できずに3日ぶりの反落で引けています。
東証マザーズ株価指数は大幅反発、売買代金は112日連続で1,000億円超え
東証マザーズの出来高は9,355万株、売買代金は1,908億円となり、いずれも前日より減少しました。
依然として個人投資家の投資意欲は堅調であり、売買代金は112日連続で1,000億円を超えたものの、4日ぶりに2,000億円を割り込みました。
一方、主力株に広く見直し買いが入ったことで株価指数は+3%超高の大幅反発となり、再び1,200ポイントを回復しました。
NTTドコモがストップ高比例配分の爆騰、KDDIとソフトバンクは揃って年初来安値更新
日経平均株価の上昇に寄与した上位3銘柄
東京エレクトロン(8035)
ファーストリテイリング(9983)
ソフトバンクグループ(9984)
28日深夜、NTT(9432)が約4兆円のTOBでNTTドコモ(9437)を完全子会社化することが報じられました(注:29日引け後に正式発表)。
NTTドコモは、菅政権の携帯料金引き下げ政策による収益悪化懸念で株価下落が続いていましたが、大量の空売りを仕掛けていた投資家が一気に買い戻したことで値が付かず、最後は+16%弱高の爆騰でストップ高(比例配分)となりました。また、高いTOB価格を想定した買いも殺到したようです。
さらに、このNTTドコモのTOB案件が他に波及する思惑により、同じNTTの子会社NTTデータ(9613)も上昇しました。
また、トヨタ自動車(7203)の子会社である日野自動車(7205)も+5%超高へ急騰しています。その他では、しまむら(8227)が前日に通期業績(2021年2月期)見通しを大幅に上方修正。これを受けて、一時+13%高に迫る爆騰で約2年ぶりの高値を付けたことが目を引きました。
日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄
KDDI(9433)
テルモ(4543)
アステラス製薬(4503)
NTTによるNTTドコモの完全子会社化報道を受け、KDDIとソフトバンク(9434)の両社に対する携帯料金値下げ圧力が一層高まる懸念が拡大。投資家による売りが優勢となり、ともに一時▲5%超安へ急落して揃って年初来高値を更新しました。また、TOBを実施するNTTも、財務体質が大幅悪化となる懸念により一時▲6%安に迫る急落となっています。
さらに、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)など銀行株や三井不動産(8801)など不動産株が大きく値を下げました。
その他では、権利落ち日に伴い、コロワイド(7616)や大戸屋ホールディングス(2705)など外食株の下落が目立ったことが目を引いています。
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