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「格安スマホ」は本当にお得?乗り換え前に確認したい「9つのデメリット」

LIMO / 2020年10月29日 18時45分

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「格安スマホ」は本当にお得?乗り換え前に確認したい「9つのデメリット」

通信費の節約には、格安スマートフォン(スマホ)が大きく貢献します。通信費が年間数万円安くなるかもしれないと聞いたら、すぐにでも格安スマホにしたくなりますよね。

でも、ちょっと待ってください。メリットだけではなく、デメリットもあることを理解しておかないと後悔することになります。格安スマホへの乗り換えを考えている人、必読です。

格安スマホ2つのメリット

1.料金が安い

「格安スマホ」と名前が付くわけですから、一番のメリットは料金が安いことです。ドコモ、au、ソフトバンクの三大キャリアが持つ通信回線を借りてサービスを提供しているため、初期費用や維持費がかからないことが料金を抑えられる理由です。さらに、実店舗を持たない会社や、店舗がある会社でも大手キャリアに比べて少ないため、人件費や設備費が抑えられることも、料金の安さに結びついています。

格安スマホの会社やプランによって様々ですが、大手キャリアの月額料金と比べると3,000円~5,000円程度安くなる場合が多いようです。

2.料金体系がシンプル

基本はデータ通信料+通話料となっており、その他に、かけ放題プランなどのオプションを付けることができます。普段の使い方と合ったプランを選択すれば無駄がありません。大手キャリアの場合、プランが複雑だったり、オプションが多かったりするため、無駄な料金を払ってしまうケースがあります。

意外に多い?!格安スマホ「9つのデメリット」

「安い」というわかりやすいメリットに対し、デメリットは少し細かく見ていきます。安易に乗り換えて後悔しないためにも、しっかりと頭に入れておきましょう。

1.通信速度が安定しない

先述したように、大手キャリアの通信回線を借りているため、混雑する時間帯によっては、通信速度が遅くなることがあります。これが一番のデメリットと感じている人は多いと思います。しかし、中には大手キャリアとほとんど変わらない通信速度を実現できている格安スマホもあります。そこで、選ぶ際に、通信速度を最優先にして選ぶとよいかもしれません。

2.サポート体制が弱い

店舗がない、あっても数が少ないため、何かトラブルがあった時に、大手キャリアのように近くの店舗に行って相談することができないことはデメリットといえるでしょう。ただ、最近は家電量販店や大型店の一角に店舗を設けている格安スマホ会社も増えてきています。サポートが不安な人は店舗がある会社を選んだ方がよいでしょう。

3.初期設定を自分でしなければならない

購入時、大手キャリアの場合、すぐに使える状態で渡されますが、格安スマホの場合は、初期設定を自分で行わなければなりません。説明書を読めば、問題なく設定できるものですが、デジタル機器に不慣れな人や設定が苦手な人は、相談できる店舗がある会社を選ぶとよいでしょう。

4.故障した時の対応が面倒

格安スマホは、通信プランである「格安SIM」とスマホ本体を表す「端末」を合わせた総称です。大手キャリアの場合、元々がセットで売っているため、故障の対応はすべてやってくれますが、格安スマホの場合、SIMと端末のサポートは別々になります。そのため、本体が壊れた場合は、メーカーに直接修理を依頼しなければなりません。

5.通話料が高くなる

キャリアの場合、家族間や同キャリア間では通話無料などのサービスがありますが、格安スマホには、基本、このようなサービスはありません。よく通話をする人は格安スマホにしたことで、却って料金が高くなってしまうこともあります。

ただ、格安スマホにも、「かけ放題プラン」をオプションで付けられる場合があるので、通話が多い人は利用しましょう。また、LINEやFaceTimeなどの無料で通話できるアプリもあるので、代用できればそれほどデメリットとはならないでしょう。

6.キャリアメールが使えない

「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」といったキャリアメールが使えません。そのため、メールを使う場合は、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールで代用することになります。ただ、MMD研究所の調査(※)(https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1844.html)によれば、日々のメールやメッセージのやりとりを、キャリアメールで行う人よりも、LINEやショートメールを使う人の方が多くなっている現状では、それほどデメリットにはならないかもしれません。

7.キャリア決済が使えない

キャリア決済とは、ネットショッピングなどで購入した代金を月々の携帯料金と一緒に支払うことができるサービスです。最初にIDとパスワードを入れてログインをしておけば、あとは暗証番号を入れるだけで決済ができます。

クレジットカードを持っていない人や、カード番号の入力に抵抗がある人には有用です。ただし、限度額が低く設定されていたり、使える店舗が限られているなどのデメリットもあるので、クレジットカードで十分という人には使えなくても問題はないでしょう。

8.テザリングができない場合がある

テザリングとは、ネット環境がない外出先などでパソコンを使う場合に、スマホを使ってインターネット接続をすることです。格安スマホでも、基本、テザリングは可能ですが、一部のスマホや格安SIMでは、テザリングに対応していない場合があるようです。購入前に各社のWebサイトやサポートセンターを利用して、確認をしておきましょう。

9.格安SIMと端末の相性を判断するのが難しい

格安スマホは格安SIMと端末で成り立ちますが、格安SIMによって、使える端末と使えない端末があり、それを初心者が判断するのはなかなか難しいといえます。そのため、今使っている端末をそのまま使いたい場合でなければ、格安SIMと端末のセットで購入するのがよいでしょう。

格安スマホ「向いている人」「向いていない人」

ここまで、格安スマホのメリット、デメリットを見てきましたが、デメリットが多くなってしまったため、格安スマホの乗り換えに不安になってしまった人もいるでしょう。しかし、これらのデメリットの多くは代用ができたり、ちょっとした手間を挟めば解決できるものなので、あとはそうした行為ができるかできないかといった適性の問題になってきます。

そこで、格安スマホが向いている人と向いてない人をまとめてみました。

<格安スマホが向いている人>

とにかく通信費を安くしたい人

電話をあまり使わない人

サポートがいらない人

自宅にインターネット環境がある人

<格安スマホが向いていない人>

今使っているスマホを使い続けたい人

電話をよく使う人

デジタル機器の扱いに慣れていない人

キャリアメールやキャリア決済を続けたい人

通信速度の安定を求める人

格安スマホにして、いろいろ問題が出てくるのではないかと不安になっている人には、その問題がはっきりして、解決策がわかれば不安はなくなります。一方で、問題の解決方法がイメージできない人は無理して格安スマホに乗り換える必要はないのかもしれません。まずは自分に合っているかどうかを判断してみてくださいね。

参考

(※)「2019年版:スマートフォン利用者実態調査」(https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1844.html)MMD研究所
「LINEモバイル【公式】選ばれる格安スマホ・格安SIM」(https://mobile.line.me/)
「格安スマホとはどんなもの? 格安スマホ初めての方へ」(https://www.qtmobile.jp/beginner/lowcost_phone/)QTmobile(QTモバイル)公式サイト

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