ビットコイン史上最高値でマネックスGが+16%高の大爆騰! 日経平均株価は連日の高値更新
LIMO / 2021年2月10日 8時5分
ビットコイン史上最高値でマネックスGが+16%高の大爆騰! 日経平均株価は連日の高値更新
【東京株式市場】 2021年2月9日
株式市場の振り返り-日経平均株価は堅調に3日続伸、連日で30年半ぶりの高値更新
2021年2月9日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
日経平均株価 29,505円(+117円、+0.4%) 3日続伸
TOPIX 1,925.5(+1.5、+0.1%) 3日続伸
東証マザーズ株価指数 1,264.4(▲2.8、▲0.2%) 小反落
東証1部上場銘柄の概況
値上がり銘柄数:933、値下がり銘柄数:1,160、変わらず:98
値上がり業種数:14、値下がり業種数:19
昨年来高値更新銘柄数:101、昨年来安値更新銘柄数:0
東証1部の出来高は14億6,918万株、売買代金は3兆1,881億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。
特段目新しい材料はなかったものの、企業決算を手掛かりに積極的な売買が目立ちました。売買代金は前日より減ったものの、3兆円超えの高水準を維持しています。
そのような中、日経平均株価は堅調に推移して3日続伸となり、取引時間中には前日に続き昨年来高値を更新しました(約30年6カ月ぶりの高値更新でもあります)。取引時間中の高値は29,585円(+197円、昨年来高値更新)、安値は29,350円(▲38円)となり、値幅(高値と安値の差)は約235円でした。
なお、TOPIXも同じような値動きで一応は3日続伸となり、こちらも昨年来高値を更新しましたが、かろうじて上昇した状況に止まりました。
東証マザーズ株価指数は小反落、売買代金は7日連続で2,000億円割れ
東証マザーズの出来高は7,266万株、売買代金は1,675億円となり、いずれも前日より増加しました。
ただ、前日よりは増えたものの、個人投資家の物色意欲が盛り上がりを欠いており、売買代金は200日連続で1,000億円を上回りましたが、7日連続で2,000億円を割り込んでいます。
なお、一部主力銘柄が利益確定売りに押されたことなどから、株価指数は小反落で引けました。
ソフトバンクGが急騰で21年ぶりに1万円台回復、期待外れのバンナムHDが一時暴落
日経平均株価の上昇に寄与した上位3銘柄
ソフトバンクグループ(9984)
ファーストリテイリング(9983)
東京エレクトロン(8035)
この日も株価指数への寄与度の高い値嵩株が総じて買われ、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループ、ファナック(6954)、テルモ(4543)などが昨年来高値を更新しました。
特に、前日に発表したQ3累計決算(9カ月間)の最終純利益が3兆円を超えたソフトバンクGが買われ、一時+7%高に迫る急騰となり、21年ぶりに1万円を付けています。ただ、その後はやや上値が重くなり、終値は+3%強高に止まりました。
また、前日に米国テスラ社が仮想通貨ビットコイン(BTC)への大規模投資を発表したことで、BTCが急騰して史上最高値を更新。これを受けて、東京市場ではマネックスグループ(8698)が+16%超高へ大爆騰して約12年8カ月ぶりの高値を付けました(当然、昨年来高値更新です)。
その他では、株式市場では先週から延長された緊急事態宣言の解除後に焦点が移っており、直近1週間では旅行関連株が大きく買い戻されています。
この日は、“巣ごもり生活”を過ごした女性の外出(出勤)が材料視され、メイクの時間が増大するという思惑から化粧品株が買われ、好決算を発表したポーラ・オルビスホールディングス(4927)が一時+13%超高へ爆騰し、資生堂(4911)やコーセー(4922)も大きく値を上げたことが目を引きました。
日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄
バンダイナムコホールディングス(7832)
ダイキン工業(6367)
ソニー(6758)
ハイテク株は引き続き一部主力銘柄への売りが続き、日立製作所(6501)が一時▲4%安に迫る大幅下落となり、先週急騰が続いたソニーも大幅続落、カシオ計算機(6952)、リコー(7752)、太陽誘電(6976)も大幅安となりました。
また、前日に通期業績見通しを上方修正したバンダイナムコホールディングスが、期待外れの数値に対して手仕舞い売りが殺到して一時▲10%安へ暴落し、任天堂(7974)も“連れ安”かどうか定かではありませんが、冴えない値動きとなっています。
その他では、先週末から大きな材料の1つになっているアップルカーに関して、大きな進展を匂わせるニュースはなかったものの、先週末にストップ高となったマツダ(7261)が一時▲9%安に迫る急落となり、終値も▲7%安でした。急落の要因の1つとして為替相場の円安進行が止んだことが挙げられますが、早くも梯子を外され始めた可能性もありそうです。
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