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日経平均は今週にも3万円回復か。2万9000円台を維持

LIMO / 2021年2月15日 7時35分

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日経平均は今週にも3万円回復か。2万9000円台を維持

【日経平均株価】テクニカル分析 2021年2月14日

日経平均が30年6カ月ぶりに29,000円台へ

2021年2月12日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日より42円86銭安の29,520円07銭となりました。5日ぶりの反落ですが、下げ幅はわずかでした。

先週は週初から大幅に続伸して始まりました。8日月曜日には29,388円50銭と、終値ベースで29,000円を突破。終値が29,000円を超えたのは、1990年8月3日の29,515円76銭以来、約30年6カ月ぶりです。

米国で追加経済対策の早期成立に対する期待感が高まっていることや、決算発表で市場予想を上回る発表が相次いでいることなどから広く買われました。

11日には東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長の辞任意向が報じられましたが、相場への影響は限定的でした。五輪が開催できるかどうかはまだ不透明ですが、ひとまず森氏の発言にともなう混乱は収まりそうです。

今週の動きはどうなるでしょうか。いよいよ3万円の大台も迫ってきました。今週、歴史的な瞬間が起こっても不思議ではありません。

12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小反発し、前日比27ドル70セント高の31,458ドル40セントと過去最高値を更新して終えています。日本株も連れ高になることが期待できます。

ただ、先週かなり上昇しているため、利益確定売りが出やすいところでもあります。一方で、少しでも下げると押しが入るなど、投資家の間では「買いたい」投資家の勢いが強くなっています。若干の調整があっても押し目買いの好機と考えていいでしょう。

新型コロナウイルスの感染者数に関し、WHO(世界保健機関)は世界全体で減少傾向にあると発表。国内でも東京都で新規陽性者数が500人を下回る日が続いています。

また、厚生労働省が14日、米製薬大手ファイザーの新型コロナウイルスワクチンの製造販売を特例承認し、17日から医療従事者への接種が開始される見通しです。

緊急事態宣言の解除も間もなくと考えられ、経済活動再開も期待されることから、目線を上に持ち、3万円超えとなれば積極的についていきたいところです。

直近の戻り高値を超え力強く上昇。中長期的にも強い上昇トレンドへ

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。前週、25日移動平均線を回復したことから、これを維持できるかどうかがポイントでした。

実際には週初8日から大きな陽線となり、直近の上値メドである1月14日の高値(28,979円)を一気に上抜けました。その後は、高値圏でもみ合う動きとなっています。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。1月29日にはローソク足の実体が25日線を割り込み、ひやりとしましたが、その後すぐに回復し、上昇に転じました。絶好の押し目買いポイントでした。

直近の高値である1月14日の高値(28,979円)を超えたことで、10月下旬から続く長い上昇トレンドが再度確認されることになりました。非常に強い相場です。ただ、そのために、騰落レシオやRSIなどオシレーター系の指標は「買われすぎ」を示しています。若干の過熱感があります。

だからといって、ここから逆張りしていくのにもリスクがあります。というのも、日経平均の過去最高値である1989年12月29日の38,957円(ザラ場ベース)まで、目立った節がなく、かなり視界が広がっているのです。目線を上に持って、チャンスを掴みたいところです。

逆に、下値メドは25日線の28,700円付近になりますが、やや距離があるため、そこまで下がりきらないうちにもみ合う可能性もあります。その場合は再度、上昇のチャンスを捉えたいところです。

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