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大谷翔平選手のMVP受賞歴。その獲得賞金の使い道とは

LIMO / 2022年2月11日 12時10分

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大谷翔平選手のMVP受賞歴。その獲得賞金の使い道とは

2021シーズン投打でMLBトップクラスの成績を残した、ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平選手は、記者・選手間投票でMVPに選出されました(※編集部注)。

ファイターズ時代にもパ・リーグMVPに輝いたこともあり、高額賞金の獲得に注目が集まりました。しかし、NPBとMLBではMVP獲得時の賞金の扱いに大きな違いがありました。

その違いとは・・・・・・?

大谷選手のNPB・MLBでのMVP受賞歴と獲得賞金の行方について、じっくり振り返ります。

【関連記事】大谷翔平のメジャー成績を振り返る。2021シーズン飛躍の理由とは(https://limo.media/articles/-/27387)

NPB時代(日本ハムファイターズ)のMVP受賞歴や賞金

まずは、日本ハムファイターズ時代の大谷選手のMVP受賞歴を回顧します。

ファイターズ時代はピッチャーとしての能力を発揮していました。好成績を残した2015年、16年に多くのMVPを受賞しています。

大谷翔平選手「NPBでのMVP受賞歴」

パ・リーグMVP:300万円(2016年)

オールスターMVP :300万円(2016年)

札幌ドームMVP:100万円(2015,16年連続受賞)

月間MVP:30万円(2015年3、4月度・16年6月)

15年はキャリア最多の160.2イニングを投げ15勝5敗、防御率2.24の好成績を残しました。最多勝・最優秀防御率・最高勝率にも輝いており、タイトル獲得に伴う賞金も獲得しています。

翌年はバッターとしての能力を開花させ、二刀流選手としての地位を確立します。104試合に出場し打率.322、ホームラン22本の好成績をマークしました。

7月に開催されたオールスターゲームでは4打数3安打(1本塁打)2打点と大活躍し、オールスターMVPにも輝いています。

一方、ピッチャーとしても防御率1.86と3年連続の二けた勝利となる10勝を挙げ、見事パ・リーグMVPを獲得しました。

多くの賞金を獲得してきた大谷選手ですが、そのつつましい金銭感覚はしばしばメディアで話題になりますね。

ファイターズ時代には「収入管理を両親に任せ、月に10万円のおこづかいをもらっている」「大きな買い物をせず、貯金が増える一方」といったエピソードも。

メジャーでは「MVPを獲得しても、賞金がもらえない」その理由は?

ベーブ・ルース以来の二刀流選手として昨シーズン大活躍した大谷選手は、記者から満票でア・リーグMVPに選出されたほか、選手間投票や専門誌でのMVPにも輝きました。

大谷翔平選手「MLBでのMVP受賞歴」

選手会選出によるア・リーグMVP

選手会選出による両リーグMVP

記者投票によるア・リーグMVP

米野球専門誌『ベースボール・ダイジェスト』の野手部門MVP

米野球専門誌『ベースボール・アメリカ』のプレーヤー・オブ・ザ・イヤー(MVP)

米スポーツ専門メディア「スポーティング・ニューズ」MVP

しかし、MLBではMVPを受賞してもスポンサーから賞金が支払われることはありません。

球団との契約で、MVPをはじめタイトル獲得に伴うインセンティブが決められているためです。好成績を残した選手は球団からボーナスが支給されるので、スポンサーから賞金を貰うよりも多くの収入を得られます。

選手会MVPに選出された大谷選手は、闘病中の家族や子どもを支える非営利組織「ミラクルズ・フォー・キッズ」に獲得賞金を寄付しました。

毎年、選手会MVPに選出された選手は獲得賞金(総額:非公開)を寄付する慣例になっており、大谷選手もそれに賛同しました。

ホームランダービーで得た賞金を全額贈呈

オールスター前に開催されるホームランダービーに日本人選手として初めて参加した大谷選手は、参加費として得た賞金15万ドル(約1650万円)をトレーナー、球団職員ら30人に贈呈しました。

優勝者に100万ドル(約1億1000万円)、準優勝者には50万ドル(約5500万円)の高額賞金が贈られますが、大谷選手は日頃の感謝を込めて、結果に関わらず球団職員の方々への贈呈を決めていました。

惜しくも1回戦で敗れてしまいましたが、大谷選手の行動に「彼こそ最高の男」「オオタニこそがギフト(贈り物)だ」など、ネット上で称賛の声が上がりました。

慈善事業への積極的な参加も

大谷選手は、シーズンオフに世界規模で暗号資産取引を展開するFTXトレーディング社とパートナーシップ契約を締結しました。

FTXは慈善事業にも積極的に取り組んでいる企業。大谷選手が得た賞金を本人に代わり、様々な団体へ毎年寄付することを発表しました。

既に昨シーズンからFTXとMLBは連携を強化しています。ポストシーズンでは本塁打(425フィート=約130メートル以上)ごとに1万ドル(115万円)、ワールドシリーズでは10万ドル(約1150万円)を寄付していました。

FTXとパートナーシップ契約を結んだ大谷選手が、賞金をどのような形で活用するのかフィールド外での活躍にも注目です。

参考資料

日本野球機構「2015年3、4月度「日本生命月間MVP賞」受賞選手 (パシフィック・リーグ)」(https://npb.jp/award/2015/month/win_pl4.html#:~:text=%E5%A4%A7%E8%B0%B7%E6%8A%95%E6%89%8B%E3%81%AF3%E3%80%814,%E3%81%AE5%E5%8B%9D%E3%82%92%E8%A8%98%E9%8C%B2%E3%80%82&text=%E6%8C%87%E5%90%8D%E6%89%93%E8%80%85%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%82%828,%E3%81%AE%E)

札幌ドーム「札幌ドームMVP賞」(https://www.sapporo-dome.co.jp/dome/domemvp.html)

日本野球機構「2016年度 表彰選手(パシフィック・リーグ)」(https://npb.jp/award/2016/pl.html)

日本ハムファイターズ「マツダオールスターゲーム2016」大谷翔平投手が最優秀選手賞を受賞(https://www.fighters.co.jp/news/detail/6370.html)

PR Newswire ”MLB Superstar Shohei Ohtani Joins FTX as Global Ambassador Through Long-Term Partnership”(Nov 16, 2021)(https://www.prnewswire.com/news-releases/mlb-superstar-shohei-ohtani-joins-ftx-as-global-ambassador-through-long-term-partnership-301425911.html)

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