花王の株主の、本当の年間リターンとは【配当・株価】（2022年4月）

株式投資をする上で、配当金を目当てに買う株を考える人もいらっしゃるのではないでしょうか。

確かに、実際にお金が振り込まれると、リターンを実感しやすいです。

しかし、株式投資には「株価の値上がり・値下がり」もリターンに大きく影響を与えます。

今回は花王（4452）について、「1年前に100株買っていたとしたら、配当金・株価変動含めてトータルでリターンはどのくらいだったのか」を見ていきたいと思います。

それではまず、配当金について見ていきましょう。

花王の配当金のリターンはいくらか

花王の株式を2021年4月6日の終値（7,406円）で買い、持ち続けたとすると、2021年12月期の中間配当、期末配当の計2回を受け取ることができます。

なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。

出所：花王株式会社　公式サイト

花王の2021年12月期の中間配当、期末配当はどちらも72円でした。

そのため、100株ベースの配当金のリターンは14,400円でした。

花王のトータル・リターンはいくらか

2021年4月6日の終値は7,406円で、2022年4月5日の終値は5,057円でした。

100株ベースの株価変動によるリターンは-234,900円でした。

配当金が14,400円ですので、トータル・リターンは-220,500円、-29.8％となりました。

まとめにかえて

花王の株式の年間リターンは-29.8％となり、配当金がありながらも3割近くのマイナスとなりました。

どのように感じられたでしょうか。

株価や配当金の動向など、今後も注目です。

参考資料

花王株式会社　投資家情報（https://www.kao.com/jp/corporate/investor-relations/?msclkid=506a39a2a5b611ecb3b718197412ee1c）

花王株式会社　株主還元方針（https://www.kao.com/jp/corporate/investor-relations/stock-information/shareholder-return/）