熱気球記念日・フランスで世界初の熱気球飛行【1783(天明3)年6月5日】
トウシル / 2022年6月5日 5時0分
熱気球記念日・フランスで世界初の熱気球飛行【1783(天明3)年6月5日】
1783(天明3)年6月5日
熱気球記念日・フランスで世界初の熱気球飛行
1783(天明3)年6月5日、フランス革命の数年前、世界初の熱気球実験が成功しました。
熱気球を発明したのはフランスのモンゴルフィエ兄弟(兄・ジョセフ、弟・ジャック)です。暖炉から上がる煙で洗濯物が揺れるのを見て、空気を熱すると重量が軽くなることを知った2人は、1782年12月14日、布で作った大きな袋の下で火を燃やし、袋を上昇させる実験に成功しました。高度1,600メートルまで上昇した袋は2キロメートル先の村に飛来。「幽霊が出た」と村人の間で騒ぎになったといいます。
この実験が評判となり、フランス王立科学アカデミーの関心を呼び、1783年6月5日、モンゴルフィエ兄弟は、ベルサイユ宮殿で、役人たちを前に公開実験を行い、見事成功。これにちなみ、後年、6月5日は熱気球の日として制定されました。
さらに同年9月19日、ルイ16世、王妃マリーアントワネット同席の天覧実験で、モンゴルフィエ兄弟は羊、鶏、アヒルを乗せた熱気球を飛ばしました。高度460メートル、距離3.5キロメートル、8分間の飛行で大成功。さらに同年11月21日、世界初の有人飛行に挑戦し、貴族2人を乗せた熱気球は、ブローニュの森から静かに浮き上がり、高度90メートル、8.8 キロメートルで、25分間の飛行を実現させました。
フランスのジャック・シャルル教授も、まったく同時期に水素ガスを詰めた「ガス気球」で有人飛行を計画。モンゴルフィエ兄弟の有人飛行のわずか10日後に成功しますが、人類初飛行の栄誉はモンゴルフィエ兄弟が獲得。 ライト兄弟による「飛行機」が登場するまでの120年間、気球による飛行は大ブームとなりました。
ジェット機が上空を飛び交い、民間ロケット会社による打ち上げも成功する現代ですが、空を飛ぶという人類の夢を叶える探究心は、今も昔も変わりありません。
(トウシル編集チーム)
この記事に関連するニュース
-
中国、有人宇宙船打ち上げ 飛行士3人が半年滞在へ
ロイター / 2024年4月26日 13時39分
-
EXOド・ギョンスが宇宙飛行士役に挑む「THE MOON」日本版メインビジュアル公開 「神と共に」キム・ヨンファ監督によるSF超大作
映画.com / 2024年4月25日 21時0分
-
没入度100%『THE MOON』7.5日本公開決定! メインビジュアルも到着
クランクイン! / 2024年4月24日 18時30分
-
人類初の動力飛行は「ライト兄弟」ではない? 真の“世界初”は誰? 功績を認めたくない人々vsコロッと寝返った“権威”
乗りものニュース / 2024年4月14日 17時12分
-
テラドローン子会社「Unifly」、CORUS-XUAMプロジェクトで都市部や空港周辺でのドローンや空飛ぶクルマの飛行実験に成功
PR TIMES / 2024年4月2日 18時15分
ランキング
-
1なぜ歯磨き粉はミント味? ヒット商品の誕生には「無駄」が必要なワケ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月26日 8時0分
-
2【解説】円安どこまで進む? 深刻…家計にも影響、為替介入の可能性は
日テレNEWS NNN / 2024年4月25日 20時5分
-
3濃口醤油と淡口醤油、塩分が高いのはどっち?…醤油の「色の濃さ」と「味の濃さ」の知られざる関係
プレジデントオンライン / 2024年4月26日 8時15分
-
4突然現場に現れて「良案」を言い出す上司の弊害 「気になったら即座に直したい」欲求への抗い方
東洋経済オンライン / 2024年4月26日 8時0分
-
5英郵便局の冤罪事件、会計システム原因の富士通社長「申し訳ない」と謝罪…1月にドラマ化され批判強まる
読売新聞 / 2024年4月25日 23時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください