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「最新の共通テスト」東大生も驚いた国語の超難化 漢字が持つ意味まで深く理解しないと解けない

東洋経済オンライン / 2023年12月15日 10時0分

しかし、現代ではネットの普及によって漢字の変換は簡単になっています。「この漢字、どう書くんだっけ?」と漢字がわからない言葉があっても、スマホを使えば検索できますよね。「コウケンって書きたいけど、ケンってどんな漢字だっけ? ああ!『献』か、そうかそうか」と。

ですから、「ひらがな→漢字」に自分で変換するための能力は、昔ほど求められなくなっていると言えるでしょう。数年前とは時代が全然変わっていて、今はもう、漢字の書き取りなんてできなくても生きていけるのです。そういう類の語彙力は、もういらなくなったと言えます。

ネット普及でも漢字の意味を理解する必要

しかし、漢字の意味は、理解していないと使えません。ネットがどれだけ発展しても、漢字1字に含まれる多くの意味を自分の頭に入れておかないと、変換ができないのです。だからこそ、今回の問題が出題されたのではないでしょうか。

漢字の意味の理解、もっと詳しく言えば同じ漢字が持つ違う意味の理解ができている必要性が出てきてしまった。だからこそこのような問題が出題されるようになり、そしてこれからの漢字の勉強・語彙力の勉強は、このような問題がスタンダードになっていくのかもしれません。

2024年にも、共通テストが行われます。そこでもおそらく、この系統の問題は出題されるでしょう。どのような中身なのか、注目すべきかもしれません。

西岡 壱誠:現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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