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2024年は自分の資産をもっと外貨に換えておこう 世界のGDPは100兆ドル、うち日本はたったの4%

東洋経済オンライン / 2024年1月6日 8時30分

2023年の馬券の年間売上高(売得金)は丸めて3.3兆円。前年とほとんど変わらないが、「12年連続で前年超え」ということになってヘッドラインとしては悪くない。

ただしJRAとしては、やや不本意な成績ではなかったか。近年の売得金は、前年比+3.1%(2019年)、+3.5%(2020年)、+3.6%(2021年)、+5.3%(2022年)とコロナ下でも順調に増え続けてきた。2023年が伸び悩んだのは、「コロナが明けて、競馬ファンがほかのことに金を使うようになったから」であろう。それはまあ、わからん話ではない。

競馬場に足を運んだ人の数は、2022年の279万人から462万人に一気に増えた。これはもう実感で、最近はG1レースともなると指定席券はネット抽選ではまず当たらない。ただしジャパンカップや有馬記念ともなれば、昔は10万人超えの入場者数が当たり前だったので、まだまだ警戒モードで運営している様子。今年はいよいよコロナ前の「年間600万人台」が視野に入ってくるのではないだろうか。

ところが問題は、総参加人数が前年比でわずかな減少となっていることだ。競馬ファンは全体的に高齢化しているし、いくら若いタレントをCMに使っても、なかなかファンの総人口は増えなくなっている。つまり競馬というビジネスは、「少子・高齢化」という天井に突き当たっているのではないか。

JRAがさらなる成長を志向するならば、1人当たりの売り上げを増やすか、あるいは海外のファンを増やすしかない。といっても、前者はギャンブル依存症の問題があるので、今後の経営課題は国際化の推進ということに尽きるだろう。オバゼキ先生(小幡績・慶應義塾大学大学院教授)の持論と重なるけれども、まずは海外からちゃんと客を呼べる体制を整えることがJRAの次なる課題となるだろう。

8日のシンザン記念はスターホースを先物買いだ!

さて、中央競馬は6日からの3連休である。6日は中山競馬場と京都競馬場の両金杯、7日にもフェアリーステークスがあるけれども、ここでは8日月曜日のシンザン記念を取り上げたい(レースの格はすべてG3)。何しろ3歳馬の出世レース、しかも今年は4年ぶりに中京競馬場から本来の京都競馬場に戻る。次のスターホースを先物買いと行きたいところだ。

筆者の狙いはノーブルロジャー。いまだ1戦1勝の戦績に過ぎないが、2歳新馬戦をノーステッキで快勝している。父はアメリカの競走馬パレスマリスで、今年から日本で種牡馬となる。先に朝日杯FS(フューチュリティステークス)を制したジャンタルマンタルと同じで、今年注目の血筋ということになる。

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