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わずか12畳「都心の狭い家」に住む中年夫婦の実態 ものが置けない部屋だからこその気づきとは?

東洋経済オンライン / 2024年1月7日 12時0分

これぞ私の三つ子の魂。40年以上好きなスター・ウォーズをモチーフにしたクッキージャーと土鍋を愛用中。部屋が狭いからこそ、大切なものだけを選抜することができます(筆者撮影)

ロスジェネ世代で職歴ほぼなし。29歳で交通事故にあい、晩婚した夫はスキルス性胃がん(ステージ4)で闘病中。でも、私の人生はこんなにも楽しい。なぜなら、小さく暮らすコツを知っているから。

先が見えない時代でも、毎日を機嫌よく、好きなものにだけ囲まれたコンパクトライフを送る筆者の徒然日記。大好評の連載第6回です。

大木奈ハル子47歳。「大草原の小さな家」ならぬ、「大都会の小さなマンション」で、61歳の夫と、自転車置き場に捨てられていた老猫の2人と1匹で暮らしています。

【写真】バブル世代は共感? 筆者夫が購入した「太陽の塔」グッズ

「港区に住んでいます」と言うと、話し相手の顔が「おっ?」と変化する。「狭くて古い家なんですけどネ。ワンルームが12畳、部屋全体で30平米ぐらい。築年数は50年以上!」と私が続けると、話し相手の顔が「あぁ……」と、”どう返していいかわからない”感じの表情に変化する。

そんな経験をするたび、「港区=金持ちタウン」というイメージを再認識させられます(実際、裕福な人は多いですし、私たち夫婦は「やや貧乏」ではありますが)。

ただ、この古くて狭い空間は、意外にも、住み心地上々です。ときどき日本聴導犬協会からの預かり犬もやってきて、ささやかに、にぎやかな日々を過ごしています。

今回は「狭い空間でも機嫌よく過ごせるインテリア」について

前回の記事では、都心暮らしならではのメリットや魅力についてお伝えしました。

今回は、私たちミドルシニアの夫婦がたどり着いた、狭い空間でもごきげんで暮らせるインテリアをご紹介します。

【画像】狭い部屋でも「こんなに素敵」に!中年夫婦の部屋を見る(6枚)

昨今の小さな家で暮らしている人たちの多くは、シンプルなスッキリとしたインテリアが多く、モノトーンやナチュラルカラーなど、色数も控えめなお部屋が人気のよう。

ですが、我が家は対照的に、クセつよなアイテムであふれています。

「三つ子の魂百まで」ということわざをご存じでしょうか? 

小学館の「デジタル大辞泉」によりますと「幼時に表れた性質は、いくつになっても変わらない。 教育を受け、大人になって経験を積んでも、幼い頃の性癖や思いは根強く残る」という意味なのですが、赤べこのごとく頷きまくるほどわかりみが深い。実はワタクシ、「三つ子の魂を満足させる」ことに余念がありません。

子供の頃は、どこかで子供と大人の明確な線引きがあるのだと思っていましたが、実際は大きな子供のままで人生の後半戦を迎えました。

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