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格安中古100万円ポルシェ購入2年、維持費の真実 カイエンの車検代やガソリン代などを大公開

東洋経済オンライン / 2024年1月10日 12時0分

筆者が約2年半前に購入したのは、初代モデルの中でも、2008年式の後期型と呼ばれるカイエンS。V8・4.8Lの自然吸気エンジンを搭載し、走行距離は9万1500km、車両価格は108万円で3万円値引きしてもらって105万円。車検費用や部品交換などを含む、諸費用込みの乗り出し価格が140万円ほどだった。購入当時で13年落ちだったが、ワンオーナー車+ディーラー整備記録簿付きで比較的きれいな状態だったのが購入の決め手だ。

ちなみに購入したのは、正規ディーラーではなく、輸入車をメインに扱っている比較的大手の中古車ディーラー。自動車業界の人間なので、「知り合いのショップで安く買ったんでしょ?」と思われるかもしれないが、普通に中古車検索サイトで調べ、一般客として購入している。

購入した理由は単純明快、電動化が進み、今後はなくなっていく大排気量モデルに乗っておきたかったからだ。というわけで選んだのは、V6・3.6L(前期型は3.2L)のベースグレードではなく、V8・4.8L(前期型は4.5L)で自然吸気ながら385psを発揮するカイエンS。そのほか、V8・4.8Lツインターボエンジンを搭載し、500psを発揮するカイエンターボも試乗したが、個人的に大排気量NAのフィーリングが好みだったし、NAのほうが部品点数も少ないのでトラブル時の出費も抑えられそうというのも選んだポイントだ。

詳しい車両の情報については、2年半前に執筆した【ポルシェ「カイエン」100万円中古車を買ってみた】もあわせて読んでいただきたい。

ここからが本題、格安中古車のポルシェ・カイエンを買って、どれくらい維持費がかかったのかということだ。結論から言えば、ガソリン代や駐車場代、自動車保険(任意保険)などを除き、2年間の自動車税や車検費用、定期点検やオイル交換、タイヤ代などで約134万円だった。1年間で計算すると約67万円になる。

その内訳は以下のとおりだ。

【2年間でかかった費用】
自動車税:10万1200円(1年) × 2回
車検費用:約60万円(2年) × 1回
定期点検:約12万円(1回)× 1回
スタッドレスタイヤ:約20万円 × 1回
夏タイヤ:約10万円 × 1回
エンジンオイル交換:約1万円 × 2回
助手席側ドア交換:約10万円 × 1回
合計:134万2400円

自動車税は、排気量4.5~6.0Lの区分かつ新規登録から13年が経過しているので毎年10万1200円。大排気量エンジン搭載車なので、一般的なクルマに比べて高額な自動車税は避けては通れない。

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