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格安中古100万円ポルシェ購入2年、維持費の真実 カイエンの車検代やガソリン代などを大公開

東洋経済オンライン / 2024年1月10日 12時0分

車検費用は、いわゆる法定24カ月点検や継続車検代行、システムテスターによる故障診断などの基本メニューに加え、エンジンオイルやデフオイル、エアコンフィルター、バッテリー、ワイパーブレード、イグニッションコイル&イグニッションプラグの交換などを行っている。加えて、ヘッドライトが黄ばんでいたので表面を研磨し、黄ばみ防止対策としてプロテクションフィルムも施工してもらった。同時にヘッドライトの暗さが気になっていたので、LEDバルブへの交換も行っている。また、定期点検では、基本的な点検整備に加え、カイエンでトラブルの多いプロペラシャフトセンターベアリングの交換も実施している。

あと、助手席側ドアをぶつけてしまい、修理のために1度交換も行っている。これも板金塗装を依頼すると費用がかかりそうだったので、某オークションにて同型・同色のカイエンSの助手席側ドアを探し、自身で落札し、脱着のみ板金屋に依頼。中古のドアが2万円ほど、交換工賃が8万円くらいだったと記憶している。

そのほかは、タイヤやエンジンオイルなど、基本的なメンテナンスのみで2年間、ノントラブルで走ってくれた。

2年間で大きな故障は皆無だった

前述しているが、2年間の維持費は約134万円、ドア交換という不要な作業を除けば124万円。年間で60万円程度なので、一般的な国産車やコンパクトカーに比べれば、維持費が高い。ただ、大排気量ゆえの自動車税は別として、ポルシェだからといってメンテナンスなどの維持費が高いということはないと思う。

国産車でも輸入車でも年式が古くなれば、経年劣化で修理する箇所も増え、メンテナンス費用が増えるのは同じ。輸入車に限らず、中古車で気になるのが故障だが、筆者が購入したカイエンは、2年間でとくに大きな故障もなく、大きな出費もなく乗ることができた。

車検費用も一見すると高く見えるが、快適に乗れるように早めに部品交換したり、ヘッドライトを明るくしたりと、ちょっとしたカスタム要素も含んだ内容を実施しているためだ。最低限でよければ、車検費用は20万円くらいに抑えられるだろう。

個人的には、2年間でエンジンやミッションなどの大きなトラブルもなく、オイル交換などの基本的なメンテナンスだけで済んだことに喜んでいる。購入した車両がワンオーナー&ディーラー整備記録簿付きで、丁寧に扱われてきた車両だったことも大きいが、意外に格安中古車でもトラブルなく走れるものなのだ。

安心して任せられるショップの必要性

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