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2024年はビットコインが大荒れの年になりそうだ ETF承認はバブルゲームの「終わりの始まり」

東洋経済オンライン / 2024年1月13日 8時30分

そのときはまさにバブルゲームを行う場所がビットコインしか残っておらず、資金の逃避先として安全資産が選ばれるように、「ゲーム」の逃避先として、ビットコインバブルゲームが再度盛り上がる可能性がある。

しかしこれは、市場全体の流れに勝てないから、一時的に盛り上がったあと、一気に大暴落する。そのときは、ETFの売り、「普通の」投資家の「ゲーム」ではない売りも殺到するから、とことん下がって、ビットコインの終わりが近づくかもしれない。

したがって、ビットコイン現物ETF上場はビットコインバブルゲームの終わりの始まりなのだ。

ちなみに、アカデミックな研究としても、1980年代、1990年初頭にも、クローズエンドファンドパズルということが言われた。要は、ETFの組成が増えるというのはバブルがピークにある兆候の1つであり、最もバブルになっているもののETF(インド株、あるカリスマ投資家のファンド、ベンチャーファンドETF、直近のSPAC<特別買収目的会社>の上場も同じことだ)が数多く組成されたことが知られている。

このような背景を認識のうえで、暗号資産ETF市場の動きを、今年は観察することをお勧めする。

(本編はここで終了です。このあとは競馬好きの筆者が競馬論や週末のレースを予想するコーナーです。あらかじめご了承ください)

競馬である。

昨年引退した世界最強馬のイクイノックスは、シルクホースクラブから50億円で社台グループに売却された。これで一口馬主はいくら儲かっただろうか。「募集時は4000万円だったから、グロス(全体)で125倍になった」ということだが、これは実は大損害だ。

イクイノックスの一口馬主はもっとお金をもらえた?

以前のこの連載で書いたように、もしイクイノックスを種牡馬としてオークションにかけたら、おそらく200億~400億円の間で決まったと予想する。種牡馬を所有することは普通の馬主のように道楽だけではできないし、配合相手もあるし、シンジゲートを組むのが普通である。

だが、個人馬主であった場合には、繋養先と共同保有という形がとれる。いずれにせよ、馬主生活を送っている人々にとってはオーナーブリーダーになることが一番の夢だから、「経営は任せても大株主であり続けたい。それでこそ自分の馬、自分の馬の子供、孫」というとてつもない夢が広がる。

しかし、一口馬主はクラブの決定に従うしかない。シルクと社台グループはファミリーだから、愚痴りたくても、仕方がない。むしろ、イクイノックスをたった4000万円で売ってくれたこと、当歳や1歳時を中心とするセレクトセールというセリで「3億や4億は当たり前」という世界で馬主に売ることもできたのに(イクイノックスは当歳時、そこまで評価されていなかったはずだが)、クラブに安く売ってくれたことに感謝しなければいけないから、仕方がないのだ。

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