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なぜ株価はほとんどいつも上がっているのか? ただし「10年に1度の暴落」も近いかもしれない

東洋経済オンライン / 2024年1月20日 20時30分

競馬である。

出資馬が3頭も出走、という私にとっての祭は、先週末(12~13日)、はかなく終わってしまった。騎手や調教師にすぐ文句を言うファンたち(よく掲示板に書き込みが見られる)に「素人は黙ってろ」「プロの方々に任せろ」、といつも言っている私ではあるが、今回ばかりはサッカー日本代表の監督の采配を批判する「にわかサッカーファン」並みに、愚痴りたかった。

忘れよう。

競馬人気継続のためにJRAがすべきこととは?

今回は、代わりにJRA(日本中央競馬会)にひとこと「苦情」を言いたい。

もうスタンドの改修は十分だ。京都競馬場も改修で立派になったが、それだけでファンが増えるわけではない。若いファンの多くは馬娘ブームで参入してきただけで、確かに「スタンド綺麗! デートでまた来たい!」と言うかもしれないが、すぐに飽きて来なくなる。

彼女たちを引き留めたいとしても、JRAがまさにキャッチコピーにしているように「HERO IS COMING」、つまり新しいヒーローやヒロインの登場が必要なのである。世界一のイクイノックスが引退した今、NHKの夜7時の総合ニュース(スポーツではない)で、大谷翔平選手、藤井聡太8冠の次のニュースに来るようなスターホースを登場させるのがいちばんだ。

そのためには、フランスの凱旋門賞に勝利して世界制覇をするくらいニュースバリューの価値が高い、あるいは昔のハイセーコー、オグリキャップのように、草の根からの「這い上がり」や「泥まみれ」スターの登場が必要だ。これらに必要なのは、JRAの各競馬場のサーフェス(馬場)の特殊性、ガラパゴス化を防止することだ。スタンドよりも、サーフェスの改修をするべきである。

JRAの競馬場のサーフェスは優秀すぎて、クッションも効いているのに、スピードも出る、素晴らしい、圧倒的世界一の馬場である。しかし、世界の他の競馬場は、ボコボコだったり、アメリカの、砂ではないダートだったり、「重重」の芝だったり、コンディションの悪いところで勝たないといけない。だから、素晴らしい馬場もあれば、タフな馬場もある、という多様性に富んだサーフェスの競馬場をそろえる必要がある。

「新潟競馬場改修」と「地方・中央競馬」の一体感強化を

一案としては、新潟競馬場の改修があげられる。同競馬場で名物になっている直線競馬(1000メートル)は、スピードとタフさ、つまり、スピードの持続力と精神的な持続力が必要な素晴らしいコースだ。コーナーを器用に回って、競馬の上手な馬が直線の切れ味で勝つという馬だけでなく、アメリカ競馬のように、スタートからゴールまで、一本調子ではあるが、スピードの持続が必要な馬を作る必要もある。それには直線競馬でかつ、タフなサーフェスが1つの適性となる。

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