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日本の大企業が「辞めた人」活用し始めた納得理由 ネットワークを作ることで得られるメリットとは?

東洋経済オンライン / 2024年1月24日 16時0分

「今までは離職や休職をキャリアのブランク、空白と呼ぶ人もいましたが、ライフキャリアと考えれば、人生に空白なんてない。今を生きている瞬間はすべて大切で、手放したり、準備したりする期間もすべてキャリアだ」という石山先生の言葉には、キャリアブレイクが肯定されたような気持ちになりました。

キャリアブレイクのように、自分がやりたいことを考える期間は、個人にとっても企業にとっても大切だと、石山先生は語ります。

「やりたいこと探し」の結果が、たとえば弁護士になりたい、海外で活躍したいといった、外見的なものへの比重が大きくなると、そういったことを見つけられない人たちが苦しんだり、自信を失うことがあります。

自分の「キャリア」は自分の「価値観」で決める

最後に、石山先生からキャリアに悩む人へのアドバイスもいただきました。

「自分の内なる価値観に従って、自分のキャリアを考えること。自分がどんなことに動機づけられるのかが大切であり、それは人生の経験でどんどん変わっていく。

就職する22歳のときに思いつかないことはおかしい訳ではなく、そのあとの経験でどんどん変わっていく。

人生の中では、たえず、自分の価値観を見出だす時期もあるし、それが見えない時期もある。どんどん変わるので、考え続けることが大切」

こういった個人のやりたいことや内なる価値観について、わがままだと抑えつける企業もありますが、このエネルギーを活かそうとする企業もあり、そんな企業はこれから増えていくのかもしれません。

北野 貴大:一般社団法人キャリアブレイク研究所、代表理事

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