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多忙で学べないと悩む人が見落とす思い込み4つ 学びのプロ直伝!稼ぎが加速する発想転換法

東洋経済オンライン / 2024年1月26日 11時50分

「毎日仕事で忙しくて、新しいことを学ぶ時間なんてない」と思い込んでしまっていませんか?(写真:jessie/PIXTA)

様々な場所で転職や副業という言葉を見かけるようになっています。キャリアアップに向けてスキルや知識を身につけたいけれど、なかなか時間が捻出できないとお悩みの人も多いのではないでしょうか。

2024年1月に刊行された『リスキリング大全』を書き下ろした清水久三子氏は、延べ3万人を超える受講者に講演・講義を行い、7000人以上のリスキリングを支援してきた、大人の学びのプロです。

忙しい大人が、新しいことを学び、身につけられるようになる秘訣を大公開します。

仕事が忙しすぎて勉強時間なんてない!?

国が予算を投じたり、助成制度を設けたりと、連日話題のリスキリング。実際、多くの企業で取り組みが進んでいます。リスキリングとは、「新しい業務や職業に就くために、新しいことを学び、新たなスキルを身につける」ことを指す言葉です。

【写真】1冊でリスキリングのすべてがわかる『リスキリング大全』

学ぶための機会が充実してきているにもかかわらず、なかなか最初の一歩が踏み出せないとお悩みの人もいるかもしれませんね。私はこれまで数千人を指導してきて、学べない理由を聞く機会もたくさんありました。そこで最もよく耳にするのは「忙しいから学べない」という理由です。

「忙しいから新しいことを学べない」というのは、真っ当な理由のようにも聞こえますが、本当に「忙しいから学べない」のでしょうか?

多くの場合、因果関係が「忙しいから→学べない」というように見える事柄も、よく観察してみると「学ばないから→忙しい」という側面を持っていることに気がつくと思います。「忙しいから→学べない」そして「学ばないから→忙しい」という負のスパイラルは、リスキリングの初期段階から仕上げ段階まで、おもに4つの思い込みが原因となって生じます。

日常的な多忙が心の余裕と危機感を奪う

思い込みの1つ目は現業が忙しいから学ぶ必要性を感じないというものです。現在取り組んでいる仕事が日常的に忙しい状況が続くと、危機感を持つ余裕もなくなってしまいます。それゆえに、特に新しいことを学ぶ必要はないと思い込んでしまうのです。

私は多くの企業で研修を行っていますが、「忙しいから」「トラブル対応で」という理由で欠席したり、それを周りも容認しているという状況をよく目にします。学びを得られないほど忙しいことや、トラブル対応が常態化しているという状況に慣れてしまって「このままでよいのだろうか」という危機意識を持てないのです。

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