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多忙で学べないと悩む人が見落とす思い込み4つ 学びのプロ直伝!稼ぎが加速する発想転換法

東洋経済オンライン / 2024年1月26日 11時50分

日本は先進国の中でも人材育成にかける費用も1人当たりの生産性も非常に低いと言われています。新しいことを学ばないまま長時間労働を続け、忙しさを理由に新しいことを学ばない、という負のスパイラルを、今こそ断ち切る必要があります。

私はリスキリングを行う前の準備として「何を」「どうやって」「いつまでに」学ぶのかを地図のように描くことをおすすめしています。そこで、私の研修では、スキルマップの作成を行うことがあります。スキルマップとは、各々の到達目標に必要な知識やスキルを洗い出して、学ぶことの全体像を把握するための地図の1つです。その作成過程で、最近ではChatGPTを使うことを推奨しているのですが、会社によってChatGPT利用に対する積極性に大きな差があります。大体以下の3パターンに分かれます。

①ChatGPT使用禁止の企業

 → 各自が必死で手作業するので時間がとてもかかります。

②ChatGPTは使用OKだけど個人に任されている企業

 → 学んでいる人とそうでない人の差が顕著に現れます。

③全員がChatGPTの使い方を学んでいる企業

 → 期待を超えるアウトプットが短時間で出てきます。

③の企業ではどうやってChatGPTを使ったのかを相互共有する傾向があるので、ますます全員のスピードがあがります。①の企業は③の企業の倍以上の時間をかけて、結局スキルマップを完成できないこともあります。これは研修内の演習ですが、実際の業務では、仕事の質と量にもっと大きな開きがでるでしょう。

このように、新しい技術や知識をアップロードしていないから業務が立て込んでいるという事例は他にもまだまだあるはずです。まずは自分の忙しさの原因に疑問を持ってみましょう。

自分が初心者であることに甘えてはいけない

思い込みの2つ目は現業が忙しいから新たな仕事が始まる日までにスキルが身についていなくても仕方ない、というものです。

新会社がスタートする日や新サービスリリースの日のことをDay1(デイワン)と言います。リスキリングにおいては、新しい仕事につく日が自分自身のDay1です。

その日に「自分は新しい領域にまだ慣れてないから知らなくても当然」と考えて、自己紹介や挨拶で「まだ自分は勉強不足なので……」などとコメントするようでは、いつまでたっても信頼は得られません。また、Day1(新しい仕事に就く日)までに必要なスキルや知識が身に付いていないと、本来すぐに習得できることにも必要以上に時間がかかり、立ち上がりが遅いことで余計な不安やストレスを感じたりします。

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