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多忙で学べないと悩む人が見落とす思い込み4つ 学びのプロ直伝!稼ぎが加速する発想転換法

東洋経済オンライン / 2024年1月26日 11時50分

時間がない中で試行錯誤をしながら新しい知識を獲得するのは、たしかに大変なことです。それゆえに、「やってみた」「ああ、できるようになった」「もう、分かった」「仕事も忙しいし、もうこれでOK」そう言って圧倒的に多くの人が学びを終えてしまうのです。

体系化を怠らないから頭一つ抜きん出る

しかし、「一通り分かる」レベルで学びが終われば、単なる「経験者」で終わってしまいます。

自分の仕事や業務を体系的に整理せずに日々こなしているだけ、という状態は、本当の意味で生産性が高いといえるのでしょうか? 学びの体系化をすることで、無駄なミスが減り、学んだことの再現性が高まります。

例えばスクールなどに通って、他の受講生と同じように一斉にスタートして一通りのことが分かるようになったとしましょう。その中でキャリアアップできる人は、ここで手を抜かずに学んだことを体系化する人です。手に入れたスキル・知識の再現性を高めて独自の強みを身につける。その差が収入アップにつながり、キャリアの選択肢を増やすのです。

学びを自分の中で体系化しなければ、生産性が高まらないだけでなく、強みにもならないので注意が必要です。

スキルや知識の再現性を高めても想定外の出来事は起こるのだから意味がないという人がいますが、実はそうでもありません。想定外のトラブルが起きたときに、「次は何をしたら防げるのか?」を突き止めて、「じゃあ、次はこうする」と体系的に整理しておけば、多くの場合は防げるのです。次々と起こるアクシデントをパターン化し、それぞれの対処方法をあらかじめ決めておくということは、学びを体系的にまとめるということに他なりません。

場当たり的に仕事をしている→時間がかかる→やり方を見直す時間がない→また同じ事態に陥る……このような生産性の低い負のサイクルから抜け出す意味でも、学びを体系化しておくことをおすすめします。

以上4つのパターンをご紹介しましたが、自分に当てはまりそうなものはありましたか?「仕事が忙しいから、学ぶ時間がとれない」と思っていても、実は原因が他にあるという場合が多いのです。

私が講師をつとめる企業研修では、以前は忙しいからといって研修を欠席しても大目に見てもらえることが多かったのですが、最近では風向きが変わってきました。

忙しいから学べないのではなくて、学ばないから忙しい

仕事の生産性が問われる時代だからこそ、学ぶ時間が確保できない程忙しい人は、仕事ができないと見なされてしまいます。「いつもバタバタしている仕事ができない人」というレッテルを貼られかねません。

忙しいことを言い訳にせず、学ぶ時間を確保しましょう。自分自身の将来に対する大切な投資となります。学びは最大の投資であり、学んで損をすることはありません。

清水 久三子:アンド・クリエイト代表取締役社長・人材育成コンサルタント

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