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多忙で学べないと悩む人が見落とす思い込み4つ 学びのプロ直伝!稼ぎが加速する発想転換法

東洋経済オンライン / 2024年1月26日 11時50分

Day1にどうなっているべきかを考えず、いつか必要に迫られたら準備すればいいと考えていては、もしかしたら掴めたはずのチャンスを逃してしまうということにもなりかねません。

まずはDay1において、あるべき自分のイメージを明確にします。そして、「この日までにこの状態になるとしたら、今やるべきことはこれだな」と逆引きで今やるべきことをはっきりさせましょう。学びの優先順位があがります。

思い込みの3つ目は、忙しいから学びのアウトプットはできなくても仕方ない、というものです。

リスキリングは座学で学んでおわりではありません。新しい仕事で使えるレベルまで到達してリスキリング成功です。仕事で使えるレベルになるためには、アウトプットが不可欠です。

アウトプットとは、学んだことや実践して得られたことをまとめて、他者に発信することです。発信したアウトプットに対して、周囲からフィードバックを受けることで、学んだ知識を本当に使えるレベルまで高められます。

アウトプットの時間は意識的に作り出す

学んだことを自分で実践して、「もう分かったから大丈夫」と考える方もいますが、分かった気になっていてもそれを他者に説明しようとしたら知識や理解があやふやでできないということがあります。このあやふやなところに気づくためにはアウトプットが不可欠なのです。

「アウトプットしたくても、忙しいからできない」と考えている人もいるかもしれません。アウトプットの時間は半ば強引にでも作り出すものです。自分が学んだことを発表する勉強会の予定を入れたり、毎日5分でいいので気付きを書き出すなど、アウトプットの時間を意識して作り出さなければ、忙しさに流されてアウトプットを疎かにしてしまいます。「アウトプットするには○分、◯時間必要だから今の仕事の効率をその分上げて、時間を作り出す」といった考え方が必要です。

とはいえ、まとまったアウトプットとして発表するまでにはいたらないという状況もあると思います。そういう時も、他の人のアウトプットに反応したり、意見を言ったりするだけでもいいので、ベイビーステップ(小さな一歩)のアウトプットをしていきましょう。

思い込みの4つ目は忙しいから学んだことを体系化する時間はとれない、というものです。

学んだことを定着させ、どんな状況でも実践できるように再現性を高めるには、学んだことを体系化する必要があります。学びの体系化はリスキリングする上で重要なステップであるにもかかわらず、多くの人は体系化しないままです。これはとても残念に思えます。というのも、ビジネスパーソンにとって 「リスキリングが本当に成功した」と言えるかどうかの一番の壁がここだからです。

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