元CAが指摘、ペットと同伴搭乗「非常時の問題点」 アメリカ消防局にはペット救助のノウハウも
東洋経済オンライン / 2024年1月27日 12時20分
それらを十分に理解したうえで、ペットの種類、健康状態、年齢、性格などを考慮し、できる限りリスクが低く、快適な移動手段を選択することが大切なのではないでしょうか。
「モノ」ではなく「命あるもの」
動物愛護管理法第2条の基本原則にあるように、犬や猫などのペットは単なる「物」ではなく「命あるもの」です。
飛行機に限らず、ペットの同伴や搭載、乗車を許可するのであれば「あくまで人命が最優先」で、その後に「ペットの救助」という考えを持ち、救急救命についてのプロトコルを作成するなど、備えることが必要です。
筆者が、一般社団法人日本国際動物救命救急協会のペットセーバー(ペットの救急隊員)プログラムに参加した際、アメリカの消防局にはペット救助のノウハウがあり、ペット用の酸素マスクなどの救急セットも常備、動物救助専門チームも設置されていると聞きました。
フランス、カナダ、ドイツも同様で、実際に火災発生現場などにおいて、犬や猫などのペットが救助されています。
日本でその体制を確立するには、法改正や関係団体のシステム改善、連携などが必要ですが、動物愛護の精神からも議論の余地があるのではないかと筆者は考えます。今回の事故によるペット同伴搭乗の議論の根本は、そこにあるのではないでしょうか。
阪根 美果:ペットジャーナリスト
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