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2浪東大「恋愛こじらせた」彼女を変えた親の一言 現役でも東大は狙える実力だったものの…

東洋経済オンライン / 2024年1月28日 7時40分

東大や京大も視野に入れられるほどの成績を残していた彼女は、センター試験の本番でも5教科7科目で87%を記録します。

彼女はもともと第1志望校がA判定だったので、危なげなく合格し、現役での受験が終了します。ここで無事受験が終了し、大学生活を謳歌する……とはいきませんでした。

名門大に進学も、鬱屈した思いを抱える

大学生活はすぐに1年が過ぎ去り、彼女は2年生になりました。誰もが憧れる名門大学に現役で入学しての大学生活。傍目には順風満帆にも見えるかもしれません。

しかし、鬱屈した思いを抱えていた彼女はこの年の夏ごろから、仮面浪人をするかを迷いはじめ、とうとう9月20日に「私には何もないと気づいたから」という理由で東京大学の文科Ⅰ類を受ける決意をします。

実はTさんの今までの進路選択は、当時付き合っていたという彼氏の意向が大きく影響していたのです。それが彼女の人生に大きな影を落とす原因となっていました。

「高1の最初からお付き合いしてた人がいました。その人は塾を掛け持ちしながら東大を目指してずっと勉強をしていたのですが、とても嫉妬深い人だったんです。

私のほうが勉強をしていないのにできたということ、私が自分より上の大学に行くかもしれないことが彼の中で我慢できなかったんでしょう。私自身はもともと自分の実力が正当に評価されたかったので、狙えそうだった東大を受けたい気持ちがあったんです。

でも、彼氏にその意思を伝えると毎回不機嫌になり、最終的には街中でもお店でも『なんで言ったとおりにしないんだ』と数時間怒鳴られ続けるので、断念せざるをえなくなったんです。

気に入らないことがあるとすぐ怒鳴る人で、喧嘩の際に中学の同級生の連絡先も全部消させられたほどでした。私も若く、初めてできた彼氏にのめり込んでいたのと束縛が厳しすぎたので、友達付き合いがおろそかになってしまい、別れたら(人生)おしまいだし、言うとおりにするしかないってずっと思い込んでいました」

モラハラ彼氏に振られて、目が覚める

その「モラハラ彼氏」は現役時には志望校に受からず、浪人します。彼は1浪して大学に合格したので、Tさんは「ようやくこれで一緒に遊べる!」と思って喜んだそうですが、5月になるとあっさり振られてしまったそうです。

「大学でも、男子のいるインカレサークルなどに入ると彼氏に怒られるので、あまりコミュニティーに入っていませんでした。受けたかった大学や人間関係を捨ててまで尽くした人に振られて私には何も残っていないと感じ、絶望しました。精神的に限界を迎えて、この世から消えようかなとすら思い、親にも相談に乗ってもらっていました。

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