1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

「理想の家にするはずが…」家づくりの5大NG行動 「間取りにこだわる」「余計な窓の設置」の他は?

東洋経済オンライン / 2024年1月30日 13時30分

2024年に注文住宅を建てようとしている方が見落としがちなポイントをご紹介します(写真:PHOTO NAOKI/PIXTA)

「家は3回建てないと成功しない」。家づくりを始める際、多くの方がこの言葉を耳にします。しかし、ほとんどの場合、一生に一度のライフイベント「家づくり」は1回で成功させなければなりません。

『初めてでも失敗しない 家づくり超攻略法』の著者で、住宅系YouTuberのまかろにおさんが、2024年に注文住宅を建てようとしている方が見落としがちなポイントを5つご紹介します。

「間取り」から考えてはいけない

これから注文住宅を建てようと考えている方にありがちなこととして、「間取りから考えてしまう」ということがあります。しかし、これはNGです。間取りから考えてしまうと「間取り迷子」になってしまい、いつになってもしっくりくる間取りが完成しないという状況になりがちです。

【イラスト】自分で土地を探すと…

なぜかというと、手段が目的になってしまい、パズル合わせのような間取りづくりにしかならなくなるからです。たとえば「リビングが20畳欲しい」「回遊動線にしたい」「パントリーが欲しい」などは、注文住宅を建てる多くの方が口にする要望です。

しかし、これらの要望はあくまで「手段」でしかなく、それらを欲する何かしらの背景があるはずなのです。その背景の課題を解決することこそが本来の目的であり、それを解決するための手段として「20畳のリビング」「回遊動線」「パントリー」などが存在するわけです。

たとえば、「20畳のリビングが欲しい」という要望は、突き詰めていくと、その目的は結局「リビングを広くしたい」ということです。その方法としては、実際に20畳のリビングを設けるという手段以外にも、下記のようなたくさんの手段があるのです。

●視覚的に広く見せる方法
・ハイドアを採用する
・室内に多少の高低差を設けてメリハリを付ける
・フローリングの素材を切り替える
・ウッドデッキもしくはタイルデッキと室内床を繋げる

●空間を広く見せる方法
・リビングに収納を設けてスッキリさせる
・天井高を高くする
・横に長く大きな開口(窓)を設ける

ネットの情報などを参考にして、問題を解決する手段の引き出しを増やすこと自体はよいことだと思います。

ただ、手段のみを積み重ねてしまうと、せっかくの注文住宅なのに、よくある建売住宅のような間取りになってしまうこともよくあります。間取り迷子になって後で後悔しないようにするためにも、ネットの情報は「一つの引き出し」程度にとどめるとよいと思います。

土地を自分で探してはいけない

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください