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「理想の家にするはずが…」家づくりの5大NG行動 「間取りにこだわる」「余計な窓の設置」の他は?

東洋経済オンライン / 2024年1月30日 13時30分

土地から購入して家づくりをする場合、多くの人が自分たちで土地を探した後、ハウスメーカーを選ぼうと考えます。しかし、ほとんどの場合、このやり方はおすすめできません。

土地から購入する場合は、まずハウスメーカー選びから始めるのがおすすめです。ハウスメーカーに土地探しを依頼しても、手数料はかかりません(ハウスメーカーの収益源はあくまで建物であるため、土地探しはボランティアになります)。そのため、選んだハウスメーカーに、土地探しを「丸投げ」してしまうのが、賢い土地の探し方といえます。

不動産業者を通して、自分で土地を探そうとすると、思わぬトラブルに巻き込まれるリスクがあります。よくあるのが、建築諸費用がとてつもなく高い土地を勧められて契約してしまうケースです。都心部で特に多いのですが、立地の良さなどから不動産業者に勧められて契約したものの、いざそこの土地で建物を建てるとなったら、地盤補強費用や建設費用で通常の3〜5倍近い金額がかかることが後になってわかったという事例です。

もちろん、すべての不動産業者が悪いということではありませんが、基本的に不動産業者は土地を売ることが仕事です。誤解を恐れずに言えば、「土地さえ売れればいい」と考える不動産業者もいます。そのほかにも、不動産業者とやり取りをして土地探しをした結果、購入先の土地の隣家とトラブルに発展したケースや、土地の契約をする直前で土地の金額を吊り上げられたというケースもあります。

不動産の購入は思わぬトラブルが起きるので、もし自分で動く場合は、細心の注意を払いましょう。

収納を作りこみ過ぎてはいけない

家を建てた後、「収納が足りなかった」と不満や後悔を募らせる人がいますが、収納スペースを大きくするほど物は増え、捨てる機会も失われてしまいがちです。建物だって無限に大きくできるわけではありません。優先すべきは収納をつくることではなく、「持ち物を減らすこと」であり、それでも収納が足りなければ収納を設ける、という考え方が適切でしょう。

建物の断熱・気密性能など、後から簡単に変えることができないものは、最初によく突き詰めて考える必要があります。しかし、家族の成長や暮らしの変化に伴って、収納する物や量は変化していきます。そのため、最初に収納をつくりこみすぎると、長い目で見たときに、かえって小回りの利かない無駄な空間を生むことにもなりかねないのです。

そこで、おすすめしたいのが、「可変性のある間取り」です。ハウスメーカーから間取りを提案されたら、「将来的に追加で収納を設けられる余白スペースがあるか」を確認しておくと安心です。収納が不足するというリスクを軽減することができます。

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