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「理想の家にするはずが…」家づくりの5大NG行動 「間取りにこだわる」「余計な窓の設置」の他は?

東洋経済オンライン / 2024年1月30日 13時30分

また、物を整理していくと、常に室内に置いておかなければならない物は意外と少ないことに気が付きます。その場合は、庭に物置きを設置して、屋外で大丈夫な物はそこに収納してしまうのもアリでしょう。

余計な窓を設置してはいけない

今は昔と違い、窓を開けて換気することはあまりありません。日本の住宅には、24時間換気システムという設備が義務づけられているため、窓を開けずとも換気ができるからです。

しかし、日本では「風が通らないと湿気が抜けない」「湿気が抜けないと室内がカビる」という考え方が根強く、東西や南北など、直線で風が抜けるように窓を配置することが今も多々あります。この考えは、時代遅れです。日本は高温多湿であるうえ、花粉の影響もあるので、窓を開けて外の空気が気持ちいいと感じる期間は、実は年間を通じてかなり短いのです。

そのため、しっかりと時代を捉えている住宅営業マンや設計士ほど、一部の例外を除いて、通風用の窓を設けることはあまりしません。余計な窓を設置すると、家の断熱性能の低下にも繋がります。

家づくりをする際は、それぞれの窓にはどんな役割があり、窓から何を入れて、何を入れないのか、これらをきちんと考えておきましょう。具体的な方法としておすすめなのが、「日射取得用窓」「採光用窓」「借景用窓」「視線を抜く用窓」という風に、それぞれの窓に「○○用窓」と名前を付けていくやり方です。

さらに、「庭へ出る用窓」「夏・冬の日射取得用窓」「道路からの視線いらない窓」というように、より詳細な窓の用途を書き足していきます。こうすることで、必要な窓はどれなのか、軒・庇の有無、窓の位置や形などをどうすれば良いかが明確になります。

畳数にこだわりすぎてはいけない

間取りを考える過程で、設計士や住宅営業マンに「LDKは何畳必要ですか」というようなヒアリングをされることがありますが、これには要注意です。なぜなら、各々のライフスタイルによって必要な広さは異なりますし、実際の広さ以上に「広く見えること」や「広く使えること」が重要な場合もあるからです。

実際の広さ以上に広く感じられる家にする方法には、大きく2種類あります。1つ目が「広く見せる」方法です。具体的には、敷地全体を活用する、視線の抜けを意識する、物を減らす、照明の重心を低くする、天井を低めにする、建具をハイドアにする、吹き抜けなどで1・2階を繋ぐ、などの手法があります。

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