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「日経平均バブル超え」になったら何が起こるのか 日本株高騰の背景と株式市場が待ち受けるリスク

東洋経済オンライン / 2024年1月31日 8時30分

年間で360万円、最大1800万円、無期限に拡大された非課税枠だが、対象となる投資信託は全商品の3分の1に当たる2000本程度となった。対象ファンドの中には、日本株で運用する投信の中で最大の残高がある「ひふみプラス」をはじめ、個人投資家の資金が国内の株式に流入する環境は整ったと言っていい。

個人投資家の資金が安定的に流れこむ効果

これら個人投資家の資金が安定的、継続的に流入してくれば、海外投資家のような短期的な資金に振り回されずに済む。ここ数年は、まだ海外投資家の資金が市場を乱高下させるかもしれないが、個人投資家の資金がある程度の投資金額になれば、市場は安定した上昇を示すはずだ。問題は、日銀のETFだが、市場を乱さない程度に売却するシナリオを実践すべきだろう。

いずれにしても、新型NISAは年金生活者の資産防衛法として活用できるし、年金を頼りにできない世代には貧しい老後にならないためにも早めのスタートが求められる。日本株が一直線に高騰することは望み薄だが、現在の不安定な世界では日本株が買いなのかもしれない。投資にはリスクはあるが、何もしないリスクがあることも認識すべきだろう。

岩崎 博充:経済ジャーナリスト

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