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婚活苦戦中の男女にみる「相手への高い要求」問題 「結婚の落としどころ」と「理想の結婚」を考える

東洋経済オンライン / 2024年2月15日 11時50分

婚活する男女の事例を紹介しながら、お相手探しのポイントを解説します(写真:プラナ/PIXTA)

“結婚をしたい”という気持ちから婚活を始めたものの、年月が経ち婚活に苦戦してくると、「私は、本当に結婚がしたかったのか?」「どんな結婚をしたらいいのか」と迷うことがある。

仲人として婚活現場に関わる筆者が、婚活者に焦点を当てて苦労や成婚体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、さまざまな事例を見ていきながら、お相手探しのポイントを解説。あなたの婚活の参考にしていただけたらうれしい。

結婚をしたら子どもを授かり、家庭を作っていきいと思っている婚活者は、相手の人柄を見ていきながら、どんな経済状況の生活を望むか、どんな子育てをしたいかを考えて婚活するといいだろう。

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年収高い年上か平均的な同世代か

さとみ(31歳、仮名)は、学生時代から仲の良かった同い年のゆうこ(仮名)が30歳手前で結婚をし、31歳で出産をしたのを目の当たりにして、結婚を現実のものとして捉えるようになった。

ゆうこが結婚したのは同い年の男性だったので、自分も結婚するならなるべく年の近い男性がいいと思っていた。「友だちのような夫婦関係が理想です」と、入会面談で語っていた。

結婚相談所のサイトに登録をしたのだが、お申し込みをかけてくる同い年の男性の年収は、それほど高くない。年齢を上げてアラフォー男性ならば、1000万円超えの人からのお申し込みがかかってくる。

「年の近い人にこだわっていたけれど、年収のある男性のほうが、結婚後の暮らしが楽になることは確かなので、上の人にも会ってみます」

そう言って、40代前半にまで年齢を広げたのだが、年上男性と数人のお見合いをして、こんな感想を漏らした。

「10歳以上離れていると、やはり話していてジェネレーションギャップを感じました。あと、年収の高い男性は、物言いが上から目線の人が多かった。デート代はすべて払ってくださいましたが、“女性が自分の時間や生活スタイルに合わせて当然”だと思っている気がしました」

年収も年齢も同じくらいの男性とのデートは割り勘が多かったが、何をするにもこちらの意見を聞いて、時間なども合わせてくれた。

そこで筆者はさとみには、こんなアドバイスをした。

「家庭を築いていくなかで、自分が何を一番に求めているのかを考えてみたらいいのではないですか?」

イコールな目線で、パートナーと何でも話し合える家庭を築きたいなら、やはり同世代の男性を選んだほうがいいだろう。ただし、そこでパートナーに高年収が望めなかった場合は、女性もイコールな立場で仕事を続けていく。この場合、家事や育児も分担となるだろう。

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