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「愛猫との生活」最新テクノロジーがもたらす幸せ 猫の行動分析を行い、精度の高い情報を得る

東洋経済オンライン / 2024年2月22日 11時50分

1月9日からリリースされたこの機能、伊豫氏の愛猫であるブリ丸の体調管理に役立ち、伊豫氏自身が必要性を実感したばかりだそうだ。

「年末年始家にいて猫を見守ることができていたが、30分ほど出掛けている間に、トイレに頻繁に行っているという異常なアラートがあった。見ると、数分おきにトイレに行っている。おしっこをしたいのに出ていない。すぐに病院に連れて行った結果、膀胱炎の早期であることが判明した。医師に頻度や量なども定量的に説明できて助かった」(伊豫氏)

上記のように、病気に早めに気づいてあげられることがCatlog、Catlog Boardのもっとも大切な機能だ。

しかしそれ以外にも、猫と人のコミュニケーションを深めてくれるツールとして楽しめるよう設計されている。

猫の行動は随時、飼い主のスマホで知ることができる。寝ている様子、トイレに行っている様子などのかわいいアイコンがスマホ画面上に現れ、猫と離れていても存在を感じていられる。

飼い主が愛猫を見守るほかに、飼い主以外も共同飼い主として登録することで「実家に残してきた猫」や、「友達の猫」のデータを共有することもできる。

その他、ペットシッターや獣医師などを登録することにより、猫を取り巻くコミュニティで見守ることもできるそうだ。

チャットGPTの登場など、AIがより一般的になったことで、遊べる機能も加わった。

猫の行動をテキスト化し、あたかも愛猫自身が書いたような日記を作成してくれるのだ。これはすでにCatlog、Catlog Boardを使っているユーザー用のサービスだが、このたび猫の日を記念して、2月15日〜2月末の期間、誰でも楽しめるサービス「写真で猫日記」が展開される。

Catlogのアプリを使って愛猫の画像をアップロード、一人称を何にするかや、性格などの猫データを登録すると、日記を作成してくれる。

伊豫氏は「猫界のアップル」を目指し、Catlogを人間にとっての「スマートフォンのような」存在、つまり猫と飼い主の世界を広げ、なくてはならないプロダクトにすることが目標だという。そのために、より広い層に向けたプロモーションに力を入れる。このたび開始した、人間用のアパレルグッズの販売もその一環だ。

ペットは家族を選べない

2023年10月末にはアメリカでもサービスを開始した。世界最大級のテクノロジー展示会CESへの出展で募った猫オーナーのほか、インフルエンサーにデモ使用してもらい、アメリカにおける展開の戦略を練っているところだそうだ。

ペットも家族の一員として、人間と同じぐらい健康管理などに配慮する風潮が高まっている。根底にあるのが「ペットは家族を選べない」(だから、自分自身と同様にケアしてあげなければならない)という考え方だ。

それに連れ、ペットにまつわるビジネスも拡大している。

「ペットを家族に」の気運の高まりとともに、すべての動物が幸せに生を全うできるよう、人間の知恵を絞っていきたい。

圓岡 志麻:フリーライター

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