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メルマガをただ送り続けている企業の落とし穴 やり方次第で信頼度と売り上げをアップできる

東洋経済オンライン / 2024年3月4日 10時0分

同じように「本物」のスイーツを自分でつくって楽しめる「はかりのいらないお菓子教室」も、メルマガ配信で売り上げが伸びました。代表は辻口博啓シェフのもとで修行し、腕を磨いたパティシエールの有希乃さん。確かな腕とともに、とても人気のお菓子教室を開かれていました。

未経験者でもホテルのスイーツを家庭でつくれる無料メールレッスンを配信していた有希乃さんは、コロナ禍でお菓子教室を開けなくなったときに、新しい試みであるお菓子づくりを動画だけで学べるコースを発売しました。お菓子づくりの材料とラッピング用品がセットで送られる動画コースがおよそ300人の方に購入され、販売開始後間もなく売り切れになりました。クリスマスやバレンタインなど季節に合わせたスイーツも好評で、中高年の男性受講者もケーキづくりに挑戦して家族に喜ばれたそうです。

誰でもプロっぽく仕上がるところがこのお菓子教室の強み。リアルレッスンも含めると、日本全国、ほか海外からも延べ5000人がレッスンに参加しています。

その道のプロが「本気」でメルマガを配信すると本物志向のユーザーから支持されます。実際、そういうメルマガは読者のコメント欄にも共感や感動の声が多いのです。

さらに、メルマガを書くためには、その商品やサービスの何がすごいのか、どこが他と違うのか言語化しなければいけないので、自分の仕事を客観視できます。言語化すればするほど自分の仕事の解像度も上がり、さらにやるべきことが見えてくるのです。それでも「文章を書くのは苦手」「自分の仕事を言語化するって難しそう」という方は、InstagramやYouTubeでもいいですから、自分に合う方法でコツコツ発信を続けたほうがいいでしょう。

「嫌われる発信」と「好かれる発信」の決定的な違い

どんなにがんばって発信を続けても、ブロックやフォロー解除されたらがっかりしますよね。まるで好きな人にフラレたような気分……。そう思う人もいるかもしれません。では、自分がお客様側だったらどうでしょうか?

日々流れてくる情報が多過ぎて、パッと見て役に立たなそう、フォローする価値がない、うるさいと思ったアカウントからはさっさと離れたいですよね。あなた自身が今まで、ブロック、解除してきたメルマガやLINEを思い出してみてください。

売り込みだらけのプロモーション専用SNSやLINE公式アカウントは「釣り」狙いです。エサをばらまくように配信して数%でも引っかかる人がいればOK。他の9割近くには嫌われてもいい、というムダだらけの世界です。

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