メルマガをただ送り続けている企業の落とし穴 やり方次第で信頼度と売り上げをアップできる
東洋経済オンライン / 2024年3月4日 10時0分
メールは無視できるので、読まなくてもそのままにしている人が多いです。私にもよく「メルマガを送っているんですけど効果がありません」と相談があります。この場合は大抵、「こんな新商品が出ました」「これはオススメです」といったよく見る売り込みメールしかしていません。送るほうは何が問題なのか気づきにくいんですね。
LINE公式アカウントは即効性があるので、毎日のように売り込まれたら即ブロックされてしまいます。割引セールやクーポン情報なら、ユーザーにとってもメリットがあるので喜ばれますが、それでも配信は週1〜2回が限度でしょう。
逆に配信が少な過ぎるのも問題です。年1回ぐらいの少な過ぎる配信だと悪目立ちして、「あれ? こんなアカウント友だち登録したっけ?」とブロックされやすくなります。ブロックされるのが怖くて配信回数が少な過ぎるのも逆効果です。
では、ブロックされない好かれる配信の共通点はなんでしょう?
もうおわかりですよね? ユーザーにとって有益で、また見たい、また読んでみたいと思われる配信です。つまり、「課題解決になる」「何かの役に立つ」「知っているとお得」「トレンドのニュース」「本当にお得な限定キャンペーン情報」「とにかくおもしろい」といった情報です。
YouTube、TikTokでバズっている投稿や、届くとつい読んでしまうメルマガ、ブロックしないLINE公式アカウントを見れば、これらのうちどれかに必ず当てはまるはずです。参考にしてみてください。
せっかく〔認知〕〔獲得〕してきたのに、〔信頼〕でブロックされると残念ですよね。ここでも手を抜かず、好かれる発信をがんばりましょう。
フォロワーは多いけど、「まったく売れない発信」
登録者やフォロワーは多くても、自社の売り上げにまったく結びつかなければ、労多くして功少なし。たとえば、「読者からの感想はきますがまったく売れません」という相談。発信の内容は有益なのに、まったく売り込みをしていなくて売れていないケースがあるのです。
「売り込みをすると嫌がられそう」と思う謙虚な人にありがちなのですが、売りたい商品があっても購入先のリンクは最後に小さく載せているだけだと目立ちません。
メルマガを登録したり、SNSでフォローしたりする人は関心ある情報を知りたいだけでなく、必要があれば欲しいと思っている「見込み客」です。せっかく嫌われない配信をしているのであれば、堂々と自社の商品やサービスを売り込みましょう。
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