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「老後ひとり暮らし」心を病む人病まない人の差 自分の思うままに生きる「スナフキン」に学ぶ

東洋経済オンライン / 2024年3月13日 6時40分

義務感を抱く必要などありません。嫌なら抜ければいいのです。

誰しも、変化には少なからずストレスを感じるものです。気が合う人も、合わない人もいます。そういうものです。

おひとりさまは誰にも指図されないのがいいところ。参加してみてダメならやめても、気に病む必要はありません。

コミュニティの居心地は、入ってみないとわからないものです。継続する固い決意よりも、気軽に出入りできる緩さのほうが、大事ではないでしょうか。

そのうえで、習い事よりもハードルが低そうなのが趣味のサークルです。

自分が本当に好きで、お金や時間を注ぎ込める趣味があるのであれば、そちらで人間関係を作ってみましょう。趣味の仲間とは話も合いやすいうえに、利害関係がまったくないので、長期的な友人には最適です。

もうひとつおすすめなのが、ボランティアなどの社会奉仕活動に参加することです。

社会奉仕活動は、常に人手を欲しがっていますから誰でも歓迎されますし、自他ともに社会の役に立っているという感覚が得られやすいので、承認も受け取りやすくなります。困っている人を助けて自分も幸せになるのであれば一石二鳥です。

わざわざボランティア団体を探さなくても、住んでいる地域の自治会や町内会の活動に参加すると、40代や50代でも若手の人手として大歓迎されます。

特に定年後の男性に対しては、地域のボランティアの担い手として期待されている部分もあるので、地域包括支援センターなどに声をかければすぐに紹介してもらえるでしょう。

ネット上のつながりも居場所になる

・オンラインをうまく使う

どうしても対面での人付き合いが苦手であれば、いまはオンラインという手もあります。

70代でX(旧ツイッター)を始めた「ミゾイキクコさん」や「大崎博子さん」をご存知でしょうか? 10万人、20万人というフォロワーを抱え、本の出版までしているスーパーシニアです。

実はユーチューブやインスタグラムを使いこなすシニアもいます。

使い方を覚えないといけないですし、最初はひとりでコツコツ続けるだけになるので、使いこなすのは簡単ではないでしょう。ただ、やってみるだけなら黙々とひとりで取り組めるので、向いている人もいるはずです。

ネット上のつながりであろうと、誰かが見てくれていたり、ときにはメッセージをくれたりすることで、意外とたしかな居場所になります。それに、新しいことへの挑戦は刺激に満ちていて、認知症の予防や生きる活力になったりもするでしょう。

山村 秀炯:GoodService代表

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