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「数字を追い求める人」が幸せになれない根深い訳 「不安」の価値を知れば今より「自由」になれる

東洋経済オンライン / 2024年3月16日 9時20分

悩みや苦しみを遠ざけ、幸せを感じられるようになるにはどうしたらいいのでしょうか?(写真:jessie / PIXTA)

さまざまな悩みや不安を抱え、「楽しくないまま、いまを過ごしている」。

そんな人は珍しくありません。

とある調査によると「いま、あなたは幸せですか?」という質問にイエスと答えられる人は2割もいないのです。

現代は生きづらさや不安が増しているのかもしれません。

しかし、幸いなことに、多くの先人たちが幸せに生きるコツを残してくれています。
それらを現代の生活にあわせて整え、「即役立つ」ようにしたのが、新刊『あやうく、未来に不幸にされるとこだった』です。

以下では、「悩みや苦しみを遠ざけ、人生を豊かにしていく方法」についてわかりやすく解説します。

幸福とは感覚でなく、人生への取り組み方

あなたは「幸せ」というものを、どのように捉えていますか?

【要約で解説】いまこの瞬間から幸せになる考え方

ちょっと立ち止まって、考えてみましょう。

社会科学者アーサー・C・ブルックスは、「幸せとは結果でも目標でもなく、一つのプロジェクトである」と述べています。

うまい言い方だと思います。

多くの賢人が「幸せとは、未来ではなく、いま、ここにあるものだ」と言っていますが、なかなかわかりにくいものです。

ブルックスは彼なりの表現で「幸福とは未来の目標ではなく、いま生きていくうえでの取り組み方なのだ」と言っているわけです。

これは「幸福であることは難しいが、幸福になることはできる」と言い換えられるかもしれません。

誰もが幸福というものを「現在の努力の先にある未来のご褒美」のように考えがちです。

しかし本当はそうではないのです。

「幸福(幸せ)」という言葉は「資格を取得すること」「結婚すること」「新しい家を手に入れること」など、具体的な目標の達成に結びつけて考えられがちです。

しかし、これらの目標を達成したとき、私たちは本当に「幸せ」を感じるでしょうか?

一時的な達成感や満足感は確かにあるでしょう。

でも「幸せ=目標の達成」であるならば、幸せは目標を達成した瞬間に終わってしまいます。

幸福とは、瞬く間に終わってしまうものなのでしょうか?

私たちは、ある目標を達成した瞬間、すぐに次の目標に目移りし、また別の未来のことを考えてしまいます。

よく「馬の目の前にニンジンをぶら下げる」と表現することがありますが、幸福はまるで私たちにとってのニンジンのようです。

しかし、幸福は未来の目標ではありません。幸福とは目標や結果ではなく、取り組み方、いわば人生への姿勢なのです。

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