専門家に聞く、自宅でできる「姿勢改善の方法」 姿勢が悪い人が抱える「恐ろしいリスク」とは
東洋経済オンライン / 2024年3月16日 13時0分
姿勢が悪いと見た目が悪くなるだけじゃなく、肩こりや腰痛の原因にもなるといわれています。ですが、実はそれだけではなく、姿勢が悪いと将来にとんでもないリスクを抱えることになると語るのは、リハビリ特化型デイサービスで、高齢者の体を20年以上見続けてきた理学療法士の上村理絵氏。「姿勢が悪いままだと、年をとったときに、歩行困難や寝たきりになるリスクが高まる」といいます。そこで、今回は、同氏の書籍『こうして、人は老いていく』から一部抜粋・再編集し、そのリスクと改善法を紹介します。
姿勢の悪さは、筋肉の衰えから
姿勢が悪くなる理由の1つが筋肉が衰えです。筋肉は、どんなときに働いているか、ご存じですか? 歩いたり、走ったり、はたまた何かをつかみとろうとしたときなど、何か体を動かすときに働いている。確かに、その通りです。
【画像】肩甲骨周りの筋肉をほぐして可動域を広げる「肩甲骨はがし」のトレーニング方法を紹介!
しかし、それだけではありません。実は今、あなたがこの記事を読んでいる間も、ぼーっとしているときも、24時間、365日、筋肉は働いてくれています。
しかも、高齢者の体を転びやすい形に変形させてしまう見えない敵と戦ってくれているのです。
その敵とは、重力です。人間の体には絶えず重力がかかっていますが、重力に押しつぶされないように体を保ってくれているのが筋肉です。
しかし、筋肉が弱ってくるにつれ、重力に負けて、直立不動の姿勢を保てなくなります。
ただ、人間の体は非常によくできており、筋肉が衰えたら衰えたなりに立てるよう、自動的に姿勢を変えてバランスをとってくれます。
そして、背中が丸まり、肩と頭が前に出て、その代わりに骨盤が後ろに倒れ、お尻が後ろに突き出て、膝を曲げた姿勢になります。
この状態を円背(えんぱい)といいます。街中で腰を曲げてシルバーカーを押しながら歩いている人を見かけたことはないでしょうか。その様子を思い浮かべていただくと、イメージしやすいかもしれません。
姿勢改善が未来の大事故を防ぐ
この円背の状態になることが、転倒の大きな原因の1つです。
人間の頭の重さはどれぐらいかご存じですか。およそ5㎏、スイカ1玉分ぐらいの重さです。
スイカを同じ幅の背の高い台の上に固定して置いているところを想像してみてください。
台がまっすぐのときは、スイカは落ちないですよね。しかし、それをほんのちょっとでも前側に傾けたら、どうでしょう。
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