ヒット連発「スターツ出版」読者に寄り添う凄み ケータイ小説から20年、今もファンを作れるワケ
東洋経済オンライン / 2024年3月18日 7時20分
若い読者の気持ちがわかる編集者と作家さんが2人3脚で作り、さらにそこに他のメンバーも加わり、どんどん変化する読者の心に合わせて作品を作っているからこそ、読者のハートをつかむことができるのです。
――タイトルや表紙といった外側だけ真似てもだめ、ということですよね。スターツ出版に根付いた社内風土や、作家・編集者・読者が三位一体で本を作っていく、というシステムがあるからこそ売れている。
菊地:世の中的に本が売れない理由は、多くの出版社が読者を見ていないからだと思います。編集者は作家さんばかり見ているし、営業は書店さんばかり見ている。うちは営業も編集も読者を見ている。そこの違いだけです。読者はどんどん変化していきますが、しかし、きちんと見ていけば、売れる本は作れるのだと思います。
※※※
ただ、読者のほうを見る。それが、スターツ出版のスタンスだ。そしてその結果、その時代に即した作品が生み出されていき、「ブルーライト文芸」が生まれた。スターツ出版のスタンスは、基本的なようでいて、奥深い。
次回は、この連載のまとめとして、著者の専門とする、都市論や建築論の観点から、ブルーライト文芸が書店空間にもたらした影響について語っていく。
谷頭 和希:チェーンストア研究家・ライター
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