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WR-Vの価格をライバルに合わせたホンダの苦境 高価格化したヴェゼルの穴を埋めるも課題あり

東洋経済オンライン / 2024年3月24日 12時30分

今では軽自動車の「N-BOX」がホンダの国内販売の40%近くを占めており、同社のブランドイメージもダウンサイジングして、「小さくて背の高い実用的で安価なクルマのメーカー」になった。ブランドイメージとしても、ヴェゼルよりWR-Vのほうが販売しやすい。

2024年中にはコンパクトミニバンのフリードのフルモデルチェンジも予定されており、売れ行きを増やすはずであるから、ミドルクラスミニバンのステップワゴンも従来以上に苦戦する。

したがって、今後のホンダはZR-V、ヴェゼル、オデッセイ、ステップワゴンなどの販売に力を注ぎ、発売が予定されている「シビックRS」や「プレリュード」のアピールとあわせて、ブランドイメージと販売構成比を元に戻すことが重要になる。

ホンダ社内にはRSをシリーズ化するアイデアもあるようだが、これも早期に実現させなければ、ブランドイメージのダウンサイジングがさらに加速する。WR-Vは、良くも悪くも今のホンダを象徴するクルマなのだ。

渡辺 陽一郎:カーライフ・ジャーナリスト

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