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高速道路マニアが行く豪州「レンタカーの旅」 メルボルン西郊「高速の乗り方」から観光まで

東洋経済オンライン / 2024年3月25日 12時0分

M1からM80(メルボルンの環状高速道路)への分岐点の様子(筆者撮影)

この3月上旬、およそ30年ぶりにオーストラリアを訪れ、実際に高速道路を走ってかの国の道路事情を垣間見たので、そのルポをお伝えしたい。

【写真】高速道路マニアが見たオーストラリアの景色

オーストラリアは、日本人のドライバーにとっては世界の中でもっとも走りやすい国の1つである。

というのも、イギリス連邦の国なので、日本と同じ左側通行で右ハンドル。当たり前だが言語は英語なので、道路標識もほぼ理解できる。また、大都市を除けば道路の混雑もあまりなく、渋滞とも基本的に無縁だ。

ドライバーのマナーも穏やかで、今回のドライブでも、猛スピードで抜かされたり嫌な目に遭ったりしたことは一度もなかった。これまで30カ国以上で実際に運転してきたが、ストレスの少ないドライブを楽しめるという点では、随一である。

メルボルンの空港でカムリを借りる

オーストラリア第2の都市で、かつての首都だったメルボルンの国際空港内で借りたレンタカーはトヨタ「カムリ」のハイブリッドタイプ。オーストラリアを走る乗用車は日本車が多く、レンタカーで日本車が多く用意されているのも安心の理由の1つである。

さて、海外で運転する場合に最大の課題は、カーナビで「正確に道案内をしてもらえるかどうか」だ。

カーナビが普及していなかった時代には、日本であらかじめ買っておいた道路地図と首っ引きで道を確かめていたし、日本のレンタカーにカーナビが完全装備されたあとも、ヨーロッパなどではオプション扱いで、フロントガラスやダッシュボードにうまく取り付けるのに苦労した経験が幾度もある。

今回は、カーナビと同じ大きさのモニターがクルマに装着されていたのだが、どうやっても地図が出てこない。レンタカーのスタッフに確認したら、やはりナビゲーション機能は入っておらず、スマホを接続して地図アプリを画面に投影するとのこと。カーナビとして使えることがわかり、安心した。

空港からは、高速道路が各方向に延びている。そして、オーストラリアの高速道路は、イギリス同様、基本的に無料である。したがって、高速道路は「FREE WAY」と表示されていることが多い。

ただし、シドニー、メルボルン、ブリスベーンの3大都市圏には有料の区間があり、その道路には「Toll」の表示がある。とはいえ、日本のような料金所はどこにも見当たらず、気づかずにいるといつのまにか有料区間に入っているということになる。

メルボルンのレンタカーの旅で有料の高速道路は通らなかったが、シドニーからブルーマウンテンズ国立公園へ現地ツアーで訪問した際に通った「M4」という高速道路は有料だった。

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