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日経平均が再び4万1000円を超えたらどうするか 4月から年末までの「日本株投資戦略」を考える

東洋経済オンライン / 2024年3月29日 20時30分

今後の日本株の物色対象は、米国株の上昇局面では引き続き半導体・AI関連株が主導になるとみている。だが、景気に左右されずに収益を稼ぐことができる「ディフェンシブ系高配当株」にも引き続き注目したい。

また、年後半からの物色対象として、円高・金利上昇に強い業種や銘柄に注目が集まるとみている。そのためには、今後のFOMC(4月30日~5月1日、6月11~12日、7月30~31日)や、日銀金融政策決定会合(4月25~26日、6月13~14日、7月30~31日)での植田総裁発言や追加利上げのタイミング、3月春闘後の中小企業を含めた賃上げ動向も見極めたいところだ。

最後に、投資先企業の業績予想をしっかり見極めることが最重要なことは当然として、2024年は災害(地震などの天変地異)や地政学リスクにも引き続き注意したい。

特にアメリカでは11月5日に大統領選挙が控えており、年後半に向けては波乱も予想される。同国経済はソフトランディング(軟着陸)の可能性があるいっぽうで、景気後退リスクもなおくすぶっている。

仮に、同国企業の業績が極度に悪化するというリスクシナリオが実現すれば、影響を受けやすい日本株は「日経平均で3万5500円を下回る場面もある」と、頭の片隅に入れておきたい。年後半からは時間と資金に余裕をもたせた、意味のある分散投資と押し目買い(急落時の底値買い)が有効になるかもしれない。

(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

糸島 孝俊:株式ストラテジスト

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